通算1000曲を超えるご依頼で培われたもの

通算1000曲を超えるご依頼で培われたもの

皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。

ソングメーカーはおかげさまで12年目。
2008年6月に創業した当事業、ソングメーカーは、現在12年目に入っております。
その間、全国から1000曲を超えるご依頼を頂いてきました。
社歌・事業PRソングだけではなく、個人の方が楽しむ音楽や、イベントで使う音楽、踊りのBGMとしてのオリジナル曲、結婚式で贈る歌など…
様々なシーンで活用される音楽を作らせて頂いてきました。

今回は、そんな今までの道のりを改めて振り返ってみたいと思います。

音楽的な意味

私は音楽を独学で身に着けておりますので、自己流の音楽性を自分で積み重ねてきたものが自分の音楽制作のベースとなっています。

音楽の大きな特徴のひとつは、「正解・不正解がない」ことです。
芸術分野ですし当然かと思われるかもしれません。
そしてそれが音楽の魅力でもありますが、オリジナル音楽を作る立場から考えると、「どのように作るべきなのか」という尺度がそもそも存在しないということになり、自由な制作ができる反面、一人よがりな仕上がりにもなり兼ねません。

そんな時、作った楽曲に対して感想や意見を言ってくれる存在というのは、とても大きなものです。
ソングメーカーでは、お客様の存在が私の音楽制作スキルを育ててくださいました。
お客様が率直な意見を伝えてくださることで、私がフィードバックして制作に反映させる。

「こういう意見が来たとき、こう返せば、こんな結果につながる」
というやり取りを、1000曲以上、繰り返すことで言葉では言い表せないほど大きな経験をさせていただいたと感じております。

社歌・事業PRソングでは特に、関係者の方が多くいらっしゃるケースがほとんどで、それだけ様々なご意見を頂く機会が増えます。
そのひとつ、ひとつは、音楽家である私にとって成長するチャンスをいただけたと感じます。

オーダーメイド制作で大切なもの

ソングメーカーの楽曲はすべて、ゼロから作り上げていくフル・オーダーメイドです。
オーダーメイドで大切なことは、お客様にとってご満足いただける仕上がりを目指すことです。
その「ゴール」を目指す過程では、様々なことが起こります。

「大体イメージに近いけど、少しだけ変えて欲しい」
と言う場合もあれば、
「思っていたイメージとかなり違うので、大きく修正して欲しい」
ということも起こります。

どんな形であれ、お客様のご要望におこたえしてよりイメージに近いものに仕上げていくことがオーダーメイドでは欠かせません。

もし、制作する側が

この仕上がりがベストで、これ以上のものは作れません。ですから修正も不可能です

と言ってしまってはどうなるでしょうか?

お客様の立場になっていない、そのような発言は、お客様の思いを汲み取ることができず、ご満足いただける仕上がりとは程遠くなってしまうはずです。
もちろん、制作する側の事情もあります。
常に様々なご依頼を頂いて制作していく中で、ひとつひとつのご依頼にかけられる時間は限られてくる場合もあります。
それでもお客様の思いに少しでも寄り添って制作をしていきたい。

そんな思いをいつも抱いております。

人間同士のコミュニケーションの力

最初から完成している製品を売るのとは違い、オーダーメイドで仕上げていくオリジナル音楽は、細かな打ち合わせや意見交換、ご希望のヒアリングが重要です。

人と、人がやり取りしながらひとつの音楽を作り上げていく作業は、コミュニケーションの連続とも言えます。

違う人間同士だからこそ伝わりにくい部分も、もちろんあります。
なかなかお客様の思いを私が汲み取りきれず、修正に反映できずにお客様に時間や手間を取らせてしまうことも起こります。

それでも、「一人の考えだけで作るもの」ではないからこそ生まれる、貴重な価値のようなものがそこにはある、と感じています。
時間をかけて、時に回り道をしながらでも理想のゴールに近づけていくためにお客様と積み重ねるコミュニケーションは、音楽家としての私にとってかけがえのない経験です。

これらはすべて、ソングメーカーが11年以上の道のりをかけて歩いてきた道のりです。
そしてお客様ひとりひとりの存在があるからこそ、今の私があります。

これからも音楽を通じて多くの喜びを生み出していけるよう、精一杯取り組んで行きたいと考えています。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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