皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。
今日もブログをごらん下さり、ありがとうございます。
今回はインストゥルメンタル制作への思いをお伝えしたいと思います。
インストゥルメンタル(以後、インストと呼びます)というのは、音だけの音楽。
言い方を変えれば「歌じゃない音楽」ということです。
作曲で終わりの音楽、とも言えます。
私は作曲以外に作詞もしますが、もちろんインストを作る機会も多くあります。
歌詞がなくても
私は音楽は独学で身につけてきたのですが、その過程では、多くの楽曲制作を自己流で積み重ねてきました。
その中で様々なことを学び、自分なりの音楽表現を磨いてきたのですが、その中でインスト曲を作る機会も多くありました。
私は音楽を作る際、最も大切にしているものがあります。
それが、メロディライン。日本語で言えば、主旋律。
良い楽曲は、良いメロディラインがあってこそだと考えているからです。
メロディラインに対するこだわり。
それは、私の音楽へのこだわりそのものとも言えます。
そして、メロディラインがあり、そこに歌詞を載せて、歌にする。
そういうケースも当然あるのですが、必ずしもそうではないこともあり、そういう場合はインスト曲という形になるわけです。
自由な表現
インスト曲の良さは、何といっても音程を気にせず自由に作れること。
歌うことが前提だと、どうしても歌い手の音域に合わせる形となり、制約があります。
もちろん、その中で何とか仕上げることも大切なことではありますが、やはり音域に制限が無いというのは、大きな魅力なのです。
特に私の作る楽曲は、メロディラインが大きく動くような形のものが多く、幅広い音域のメリットをよりいかせるのです。
また、転調といって調が楽曲の途中で切り替わるという表現手法もあるのですが、あまり頻繁に、また大きく変化してしまうと、歌の場合は歌うことが難しくなることも考えられます。
そういう楽曲も世の中には実際、あるのですが、私は出来るだけ、歌の場合は自然なメロディ展開で構成するように心がけています。
その方が歌いやすいし、聞く方も違和感なく耳に入ってきますからね。
そういう意味でも、インスト曲は制約が無く、自由なメロディラインを表現することが可能なのです。
イメージが命
歌詞が無いということは、音楽だけでそのイメージを伝える必要があるということです。
言葉で説明できない分、メロディや楽器の響き、音質、和音、テンポ・・・
そういった音楽表現の様々な要素が、より重要になってくるものでもあると考えています。
それは難しい部分でもあります。
同時に、音楽制作の奥深さを改めて感じ、どれだけイメージを実際の音楽として再現できるか。
それは一人の音楽家として、腕の見せ所なのです!
ピアノをはじめとしたソロであったり、多彩な楽器を重ねたアンサンブルであったり。
色々な音楽表現が考えられますし、大きな可能性があります。
それも音楽の魅力のひとつですよね。
そんなインスト曲の中にも、自分らしい音楽性を取り込んで表現したい、と考えています。
色々な楽器で
また、これは当然といえば当然なのですが、歌う場合はメロディラインを「歌手の歌声で」歌うだけですよね?
ですが、インスト曲であれば曲中、様々な楽器の音色で鳴らすことができます。
イントロ、Aメロ、サビ・・・それぞれのパートで異なる楽器で演奏することも可能です。
実際、私の楽曲にもそういう作り方をしているものがあります。
もちろん、「歌の表現力がインストよりも高くない」ということを言っているのではなく、歌には歌の良さが当然あります。
それと同様、インスト曲には、インスト曲だからこその良さもあるということをお伝えできれば、嬉しいなと思っています。
カラオケトラックにも
私が音楽プロデュースをさせて頂いているユニットのCDにも、必ずカラオケトラックを入れています。
歌の変わりに、何かの楽器でメロディラインを鳴らしているものです。
CDを聞きながら歌うことを想定したトラックではありますが、カラオケとは言え、その完成度にはこだわっています。
(歌は入っていないけど、カラオケバージョンを聞いてもまた違った良さがあるよね!)
そんな風に思って頂きたいし、そんな楽曲に仕上げられるよう、メロディラインやその音色にはこだわっているのです。
作品紹介
それでは最後に、私のインスト曲作品をいくつかご紹介いたします。
お聞き頂ければ嬉しいです。
元々はピアノソロですが、後々、歌にもできるようなイメージで作っています。
そのためメロディラインはシンプルで、それほど広い音域にはなっていません。
この曲は、インスト曲としての特徴を多く含んでいます。
メロディラインの動きも大きく、音色も切り替わり、また転調も何度も起こります。
ソロアイドルとして活動中の、美優に提供した楽曲を、改めてインスト曲としてアレンジしました。
主旋律部分までをオーケストラアレンジとしておりますので、その壮大なイメージをより強く感じて頂けると思います。
というわけで今回は、インストゥルメンタル楽曲制作について、その思いをお伝えさせて頂きました。最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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