結婚式・記念日に贈る歌 お客様に作詞をして頂く場合の進め方

皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。

今月も多くのお問い合わせを頂いている「結婚式・記念日に贈る歌」のご依頼。

結婚式なら。新郎から新婦へ、新婦から新郎へ、二人から世話になった人へ、仲間から二人へ。
記念日なら。誕生日、父の日・母の日・夫婦の日。お子様が生まれた記念や、他にも様々なイベントがあります。
その他、色々な贈り方の形があると思います。

どんな贈り方でも、オリジナル曲を作る際には必要となるのは「歌詞」です。
歌詞を作る、作詞を行う場合には大きく分けて、こちらで作詞させていただくか、お客様に作詞していただくか、二通りに分かれます。

今回はその、お客様に歌詞を考えていただく場合についてご説明します。

先に歌詞が決まっている場合

ご依頼の最初の段階で、既に歌詞が決まっている、或いは、ある程度考えてある場合です。
この場合はまず、お客様にその歌詞をお送り頂き、その歌詞を元にこちらで作曲をしていくという流れになります。

歌詞が完全な形として出来上がっていなくても大丈夫です。
また、「サビの部分だけ」とか「一部の歌詞だけ」と言ったように、部分的な歌詞があるという程度の状態でも構いません。

出来る限りお客様の書いてくださった歌詞を尊重して作曲を進めていきます。

歌詞の数が多すぎる場合は?

これはしばしばあるケースですが、お客様のご用意してくださった歌詞の言葉数が多すぎて、曲をうまくつけることが出来ないということもあります。

伝えたい思いが強く、「あの言葉も入れたい、この言葉も入れたい」という気持ちが、結果として長い歌詞になってくるというケースです。
これは、私も作詞をする立場としてとてもよく分かります。
どうしても思いを込めた楽曲の場合、入れるべき言葉と削るべき言葉が決められないものです。

ただ、そのすべてを音楽として再現しようとすると、特に歌を歌う前提のメロディですから、不自然な長さとなってしまうことや、メロディラインが急ぎ足で聞き取りづらいものになってしまう恐れもあります。
結果として、何が言いたいのか良く分からないような、本来伝えたいことがうまく伝わらないような、そんな仕上がりになってくることも考えられます。

ですからそういうケースの場合は、まずお客様にその旨をご説明します。
そのうえで、どうしても外せないところは残し、全体の方向性や雰囲気を損なわないようにしながら、歌詞を適宜調整させていただく、という形で対応します。

こちらの判断で勝手に削ったり、改変したり、付け足したりすることはありませんのでご安心ください。
常にお客様の意思を尊重し、思いを大切にして進めていきます。

先に作曲を行い、そのメロディに後から歌詞をつけていただく場合

今までは先に歌詞がある場合のご説明でした。
ここからは逆で、先にこちらで作曲をさせていただき、その出来上がったメロディをお客様に聞いていただいて、そこに歌詞をつけていただく。という流れになります。

この場合は、個人差もありますがある程度作詞のための時間が必要になりますので、できあがりの時期から逆算して余裕を持った制作スケジュールが立てられますと理想的です。

例えば
「ここには~のようなフレーズを使いたいんだけど、少し言葉数が多すぎてメロディ(音符)が足りないようだ」
というご相談も極力対応できるようにいたします。
実際のところ、少しのメロディの追加・調整は問題なく行える場合がほとんどです。

そのあたりも柔軟に対応いたします。

後から作詞をしたいと思い考えてみたが、全体の作詞を考えるのが難しく完成しない場合は?

これもよくあるパターンです。
一曲を通して、納得のいく表現で歌詞を仕上げるのは意外と難しい作業です。
特に、日常的に作詞の習慣のある方は少ないでしょうし、中には生まれて初めて作詞をする、という方もいらっしゃいます。

その状況で「完璧に納得のいく作詞を仕上げる」というのはとても難しい作業になります。
ましてや、先に作曲がされている状況なのですから、文字数や展開の制限のある中ではなおさら大変です。

ですから、出来る限りの作詞で構いません。
残った部分はこちらで補足いたしますし、その際もお客様のイメージを大切に、ご納得いただける表現になるように努めます。

常に大切にするのはお客様のイメージに沿った作詞をすること

お客様に歌詞を考えていただく場合は、お客様の理想に近づけられるよう、常にお客様の思いを尊重して進めます。特に、結婚式・記念日に贈る歌というのは大切なイベントで披露されたり、プレゼントされるもの。ご本人にとっては、言葉では言い表せないほどの大切な瞬間のはずです。

その大切なシーンを演出できるような歌詞に仕上げられるよう、心を込めて制作させていただきます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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