どんな思いを、どんな言葉に込めて贈りますか?作詞のアイデア例No.1

皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。

結婚式・記念日に贈る歌は、そこに特別な思いが込められているものです。
思いを込めて歌にするためには、その元となる「言葉」が必要になります。

お客様とお会いしたり、電話で打ち合わせをする際に、

「自分の思いをどうやって言葉で表せばいいのかわからない」

というご意見をよく伺いました。

作詞そのものをお客様がなさる場合だけではなく、歌詞の元となるもの…例えば「こんな言葉を入れたい」とか「こんな雰囲気、テーマでまとめたい」といったような、漠然とした楽曲の制作方針について、何かしらのご意見がお客様から伺えれば作詞自体はこちらで行うことができるのですが、その際も

「全く何も思いつかない、自分の意見として出せるアイデアがない」

と仰るお客様もいらっしゃいました。

考えてみれば、それも無理もないことかもしれません。
実際、初対面の人間に対して、自分の大切な人に対する真摯な気持ちを説明する、というのは、なかなかハードルが高いことだと思います。
また単純に、うまく言葉にして表現できないという場合もあるでしょうし、オリジナル曲を作るという行為自体初めてと言う方も多い中で、思いを込めた言葉を考え、選んでいくことはそれほど簡単なことではないのだと思います。

そんな方のために、作詞の元としていただけるような、具体的なアイデアをあげて行きたいと思います。

例:結婚式の場合~初めての出会いをテーマに描いていく

例えば、二人がいつ、どんな風に出会い、絆を深めていったのかを、物語風にして表現してみる。
というのも、ひとつのアイデアではないでしょうか。

その場合、大切なのは”具体的なキーワード”を盛り込んでいくことです。
まずは、どこで会ったのかの”場所”です。
出会った地名とか、建物名とか、駅名、場所の名前など、誰でもわかりやすい単語を入れていくことでイメージしやすい、共感できる歌詞になります。
同様に、”いつ”出会ったのかも詳しく書いていく。
季節はいつか、何月か、何時頃か…
当事者にとっては、記憶の一部でしかなく、取るに足らないようなものだとしても、周りの人にとってみればそういった情報、ひとつひとつが新鮮なものに写るし、興味をひくものだったりするんですよね。

他には、”そのときのシチュエーション”をいきいきと伝えられるようなほかの情報。
たとえば、”とても暑い日だった”とか、”雨なのに傘を忘れてきた”とか、”財布を落としてへこんでいた”とか、そんなちょっとした思いでも、出会ったシーンを彩る大切な要素として重要なパーツになります。

こうして、いくつかの具体的なキーワードをあげていくことで、その時の思いが鮮明によみがえり、お相手への気持ちを伝えやすくなるのではないでしょうか。

今回はまず、お二人の出会いをテーマに考えてみました。
様々な状況が考えられますので、次回以降、別のテーマを取り上げて考えていきたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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