制作者・井村淳也の作品紹介~No.1 STARS

制作者・井村淳也の作品紹介~No.1 STARS制作者・井村淳也の作品紹介ページを公開しました!
https://song-maker.com/music/

この記事では、各楽曲の詳しい説明をしていきます。

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制作背景、作った時期

記念すべき紹介曲の1曲目は、このSTARSにします。
確か作ったのは20歳か21歳の頃で、大学生のときに音楽理論を本格的に勉強し始めた時期です。
この頃はとにかく作曲が面白くて、特に転調の心地よさが大好きでした。
なのでこの曲は、とにかくいっぱい転調する曲を作ろう!という気持ちで作った曲です。

特徴

ハ長調(Cメジャー)
↓ 53秒
ハ短調(Cマイナー)
↓ 1分19秒
イ長調(Aメジャー)
↓ 1分46秒
イ短調(Aマイナー)
↓ 2分12秒
ハ短調(Cマイナー)
↓ 2分37秒
イ長調(Aメジャー)
↓ 3分4秒
ハ短調(Cマイナー)
と、メロごとに転調していきますが、平行調・同主調同士の転調なので、ある程度自然な形での変化が感じられるのではないかと思います。
転調する瞬間が分かりやすいように時間を表示しました。

「転調」というのは、とても簡単に言えば、「曲の途中で基本となる音が変わること」です。
言葉ではピンと来ないと思いますので、実際に曲を聞いてみてください。上記の変わるタイミングを意識して聞いていただければ、イメージがつかめると思います。

メロディラインは、歌いれを想定していないこともあり、かなり自由に幅広く作曲しています。
そのせいもあり、低いところから高いところへ、一気に突き抜けるようなメロディの動きが多く、それは私の音楽性の一つの特徴でもあると考えています。

楽曲イメージ

直訳すると「星たち」というタイトルが示すとおり、夜空の星をイメージしました。正式には歌いれを行っていませんが、歌詞も作ったことがあります。
「夜空を見上げて 星に願いをかけた 輝く星のようにいつか夢を叶えたい」みたいな感じの歌詞です。

ただこの曲は、低いところはソから、2オクターブ上のシ♭までと、非常に音域の広いメロディです。歌う前提ならば、もうこれは「猛烈に広い」と言ってもいいくらいの幅なんです。そういった事情もあり、歌いれは実現していないのですが、いつかこの歌を完璧に歌いこなせる歌い手さんに是非歌っていただければ嬉しいですね!

今ならこうする!というところ

以前は2度の短和音(ハ長調で言うレ・ファ・ラ)をあまり使っていませんでした。使い方のイメージがあまり無かったというか、違和感があったんですね。
それで2度を使う代わりに4度(同じくファ・ラ・ド)ばかり使っていたんです。
構成音は似ていますが、レとミでできるマイナーな響きが無い分、やや一本調子のアレンジになっています。

あと、この頃からメジャーセブンスコードを(やたらと)多用するようになっています。メジャーセブンスは先ほどの4度和音、ファ・ラ・ドの上にもう一つミがつくもので、一番低いファと一番高いミがオクターブは違うものの隣同士、という緊張感のある4和音です。
メジャーセブンスなどの4和音は、独特の雰囲気が出せるものです。幻想的で緊張感があるので、その後の展開次第でとても心地よい和音になりますが、あまり多用しすぎると冗長な感じにもなってしまいます。
この頃以降の私の音楽制作は、まさにそんな感じでした。今ならもっと和音のバランスを考えて作ると思います。

編集面では以前の私の癖で、リバーブ(エコー)がかかりすぎていて、聞きづらいです。今ならこんなに深くはかけません。

こぼれ話

当時、大学生だった私はプレイステーションのゲーム「バイオハザード」にハマっていました。
その中に登場する「S.T.A.R.S.(スターズ)」という名称の特殊部隊がいたのですが、その影響を受けてこのタイトルにしたんですね。
ゲームとは全然、雰囲気が違う楽曲になっているのが笑えます。

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