
皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。
よさこい楽曲の流行は、時代とともに少しずつ変化しています。民謡や和楽器を前面に出した王道の和風サウンド、三味線やギターを組み合わせた和ロック、そして近年ではEDMやシネマティックな要素を取り入れた楽曲も増えてきました。私自身、17年間で550曲以上のよさこい楽曲制作に携わる中で、チームが求める音の方向性が少しずつ変わってきていることを感じています。
ただその一方で、どれだけ時代が変わっても「和」の要素をどう活かすかは、よさこい楽曲において変わらず重要なテーマです。
2026年以降、私がさらに求められると感じているのが、昔ながらの和風ではなく、現代的な音楽表現と融合した「新和風」サウンドです。この記事では、制作現場で感じている変化をもとに、これからのよさこい音楽に求められるトレンドと、チームらしい一曲を作るための考え方を整理していきます。
この記事を読むことで得られること
- よさこい楽曲の流行が、民謡・和楽器中心の時代から和ロック、EDM、シネマティックへと変化してきた流れが整理できます
- 2026年以降に求められる「新和風」サウンドとは何か、和楽器・重低音・余白をどう活かすべきかがわかります
- 流行をそのまま取り入れるのではなく、自分たちのテーマや演舞に合う音の方向性を考えるヒントが得られます
まず結論:これからのよさこい楽曲で大切なのは、流行の音を追いかけることではなく、和の魅力を今の感覚で再構築しながら、チームらしい物語を音楽にすることです。
よさこい楽曲の流行はどう変化してきたのか
よさこい楽曲は、昔から同じ形で作られてきたわけではありません。地域のお祭りや伝統芸能との結びつきが強かった時代もあれば、バンドサウンドの勢いが求められた時代もあります。そして近年では、EDMや映画音楽のようなスケール感を取り入れた楽曲も増えてきました。つまり、よさこい楽曲は「和風であればよい」という単純なものではなく、その時代の音楽感覚や、チームが目指す演舞表現に合わせて少しずつ進化してきたと言えます。
民謡・和楽器中心だった時代
よさこい楽曲の基本には、やはり地域色や伝統色があります。地元の民謡を取り入れたり、和太鼓や三味線、笛などの和楽器を前面に出したりすることで、その土地らしさや祭りらしさを表現する楽曲は、今でも王道のスタイルのひとつです。こうした楽曲には、聴いた瞬間に「お祭りらしい」「よさこいらしい」と感じられる強さがあります。観客にとっても分かりやすく、踊り手にとっても気持ちを乗せやすい、よさこい音楽の土台を作ってきた大切な流れだと思います。
和ロック・バンドサウンドの時代
その後、よさこい楽曲にはロックやバンドサウンドの要素が強く取り入れられるようになりました。三味線のフレーズにエレキギターを重ねる、和太鼓のリズムにドラムやベースを組み合わせる。そうすることで、和の雰囲気を残しながらも、より力強く勢いのある楽曲に仕上げることができます。特に大人数で一気に動く場面や、旗、鳴子、隊列の変化を見せる場面では、バンドサウンドのエネルギーが演舞を大きく支えてくれます。この時代の流れによって、よさこい楽曲は「伝統的な祭りの音楽」から、「ステージパフォーマンスを支える音楽」へと広がっていったように感じます。
EDM・シネマティックの流入
近年では、EDMやシネマティックな要素を取り入れたよさこい楽曲も増えています。重低音の効いたビート、シンセサイザーによる広がり、映画音楽のような壮大な展開。こうした音は、従来の和風サウンドとは違う迫力や世界観を作ることができます。特に若い世代の踊り手や振付師の感覚には、こうした現代的な音楽表現が自然に入ってきているように思います。普段聴いている音楽、見ている映像、触れているカルチャーがよさこいの表現にも影響を与えているのです。
ただし、EDMやシネマティックな要素を入れればそれだけで新しくなるわけではありません。大切なのは、和の要素と現代的な音をどうつなぎ、チームの世界観として成立させるかです。この変化の先にあるものが、これからのよさこい楽曲に求められる「新和風」サウンドだと考えています。
2026年以降のキーワードは「新和風」
これからのよさこい楽曲を考える上で、私がひとつのキーワードになると感じているのが「新和風」です。ここでいう新和風とは、単に和楽器を使うことではありません。和の魅力を大切にしながらも、現代の音楽表現や演舞スタイルに合わせて再構築された、新しい時代の和風サウンドです。実際に制作現場でも「和の雰囲気は欲しい」「でも昔ながらの演歌調や民謡調にはしたくない」という相談が増えています。伝統を残しながら進化する、その流れは今後さらに強くなっていくのではないでしょうか。
和楽器は減らない。むしろ重要になる
時代が変わると「和楽器は減っていくのでは」と考える方もいますが、私は逆だと思っています。むしろ、これからの時代ほど和楽器の価値は高まるはずです。琴、尺八、三味線、和太鼓。これらの楽器には、日本人が無意識に「和」を感じる独特の響きがあります。海外の音楽や最新のサウンドが身近になった今だからこそ、和楽器が持つ個性は大きな武器になります。実際、多くのチームが差別化を考える中で、最後に戻ってくるのは「自分たちらしい和の表現」です。和楽器は過去のものではなく、これからのよさこいを支える重要な素材であり続けると感じています。
ただし“昔ながらの和風”ではない
一方で、和楽器を使えばそれだけで魅力的になるわけではありません。近年求められているのは、昔ながらの和風をそのまま再現することではなく、現代的な感覚で再解釈された和風表現です。例えば三味線のフレーズひとつ取っても、演奏方法や音作りによって印象は大きく変わります。和太鼓も単純に力強く叩くだけではなく、空間の使い方やリズムの組み立てによって、より洗練された印象を作ることができます。最近のよさこい楽曲では、派手さよりも「かっこよさ」や「世界観」を重視するチームも増えてきました。和風でありながら古く感じない、伝統的でありながらスタイリッシュ、そうしたバランス感覚が新和風には欠かせない要素になっていくと思います。
和と最新サウンドの融合が進む
そして今後さらに進んでいくのが、和と最新サウンドの融合です。EDMのビートに尺八を重ねる、オーケストラの壮大なストリングスに和太鼓を組み合わせる、重低音の効いたサウンドの中に三味線を配置するなど、こうした組み合わせはすでにさまざまな場面で見られるようになっています。
ただし重要なのは、単に流行の音を足すことではありません。和楽器と最新サウンドが互いを引き立て合い、一つの世界観として成立していることが大切です。今後は「和風か洋風か」という二択ではなく、両者を自然に融合させた表現が主流になっていくでしょう。その中心にあるのが、私が考える「新和風」という考え方なのです。
「新しい音を取り入れたい。でも、自分たちのチームに合うのか分からない」そんな迷いは、よさこい楽曲づくりではとても自然なものです。
これから増えると予想するサウンド3選
では具体的に、2026年以降のよさこい楽曲ではどのようなサウンドが増えていくのでしょうか。もちろん流行は常に変化するため断定はできません。しかし、550曲以上の制作経験と近年の音楽シーンの流れを踏まえると、今後特に存在感を増していくと感じる方向性があります。それが、「和×シネマティック」「和×重低音」「和×余白」の3つです。どれも単なる音色の流行ではなく、観客にどう感じてもらうか、どんな世界観を伝えるかという表現の変化と深く結びついています。
和×シネマティック
ひとつ目は、和楽器とシネマティックサウンドの融合です。シネマティックとは、映画音楽のような壮大さや物語性を持った音楽表現を指します。近年は単純に盛り上がるだけではなく、演舞全体をひとつの作品として見せたいと考えるチームが増えてきました。そのため、楽曲にも「起承転結」や「物語の流れ」が求められるようになっています。静かに始まり、少しずつ期待感を高め、大きなクライマックスへ向かう、まるで映画を見ているような感情の流れを作ることで、観客は演舞の世界へ深く引き込まれていきます。尺八や琴の繊細な響きと、壮大なストリングスやコーラスを組み合わせる表現は、今後さらに増えていくのではないでしょうか。
和×重低音
ふたつ目は、和楽器と重低音サウンドの融合です。最近の音楽シーンでは、ジャンルを問わず低音の重要性が高まっています。よさこい楽曲においても、ベースやキックが生み出す重低音によって、演舞全体の迫力を大きく高めることができます。特に大人数で踊るチームの場合、音が身体に伝わる感覚は非常に重要です。観客が「聞く」のではなく、「感じる」音楽へと変わっていくのです。和太鼓の力強さと現代的な重低音を組み合わせることで、従来の祭りらしさを残しながらも、新しい迫力を生み出すことができます。これからは音量の大きさではなく、空気そのものを揺らすような低音設計が、楽曲の存在感を左右する場面も増えていくでしょう。
和×余白
そして三つ目が、私自身とても注目している「和×余白」です。よさこい楽曲というと、どうしても派手で賑やかなイメージを持たれがちです。
しかし最近は、あえて音数を減らし、静寂や間を活かした表現に魅力を感じるチームも増えています。全てを鳴らし続けるのではなく、あえて止める。盛り上げ続けるのではなく、あえて静かな時間を作る。その余白があるからこそ、次に来る音や動きがより印象的になるのです。日本の伝統文化には昔から「間」の美学があり、それは音楽にも共通しています。音を足すことで迫力を作るのではなく、引き算によって深みを作る。そうした大人の表現は、今後のよさこい楽曲において重要なキーワードになっていくと感じています。
なぜ“派手なだけの曲”は減っていくのか
よさこい楽曲の歴史を振り返ると、迫力やスピード感、音圧の強さが重視される時代がありました。もちろん今でも盛り上がりは大切ですし、大サビやクライマックスの高揚感は演舞に欠かせない要素です。
しかし近年の傾向を見ると、「とにかく派手なら良い」という考え方は少しずつ変わり始めているように感じます。実際に大会で印象に残るチームを見ると、単純な音量や勢いだけではなく、楽曲全体の世界観や物語性を大切にしているケースが増えています。では、なぜ派手なだけの曲では差別化が難しくなってきているのでしょうか。
観客も審査員も慣れている
大きな音、速いテンポ、激しい展開。こうした演出は今でも効果がありますが、よさこいのレベルが年々向上している現在、それだけでは驚きを生み出しにくくなっています。観客も審査員も、数多くの演舞を見ています。以前であれば新鮮だった表現も、今では珍しくなくなっているのです。いわば刺激のインフレが起きています。もっと大きな音を、もっと速い展開を、もっと派手な演出を、そうした競争を続けていくと、いずれ差が見えにくくなります。だからこそ、多くのチームが次の表現を模索し始めているのだと思います。
記憶に残るのは世界観
大会が終わった後、人の記憶に残るものは何でしょうか。もちろん迫力ある場面を覚えていることもありますが、本当に印象に残るチームは、「どんな音だったか」以上に、「どんな世界を見せてくれたか」が記憶に残ることが多いように感じます。切なかった、壮大だった、感動した、鳥肌が立った。そうした感情は単純な音量では生まれません。楽曲と演舞が一体となり、ひとつの物語や世界観として成立した時に初めて生まれるものです。これからのよさこい楽曲では、どれだけ大きな音を鳴らすかよりも、どれだけ深く感情を動かせるかが重要になっていくでしょう。
差別化の本質が変わる
かつては技術そのものが差別化になった時代もありました。珍しい音色を使う、激しい展開を作る、高度なアレンジを入れる、そうした工夫が大きな武器になっていたのです。
しかし現在は、制作技術も機材も進歩し、多くのチームが高いクオリティの楽曲を手にできるようになりました。だからこそ、差別化の本質が変わり始めています。これから重要になるのは技術競争ではなく表現競争です。何を伝えたいのか、どんな感情を届けたいのか、なぜそのチームでなければならないのか。そうした部分が楽曲に反映された時、初めて唯一無二の作品になります。派手さは武器になりますが、それだけでは長く記憶に残る作品にはなりません。2026年以降のよさこい楽曲は、音の大きさや派手さを競う時代から、世界観や物語を競う時代へとさらに進んでいくのではないかと私は考えています。
「流行を取り入れたいけれど、自分たちらしさが見えない」を、そのままにしていませんか
この記事を読んで、「新和風のような今の雰囲気は取り入れたい」「でも、自分たちのチームに合う形が分からない」と感じた方もいるのではないでしょうか。大切なのは、流行の音をそのまま当てはめることではありません。チームのテーマや演舞の方向性に合わせて、音の役割を整理することです。和楽器をどう使うのか、重低音やシネマティックな要素をどこまで入れるのか、余白を活かすのか熱量で押すのか。そこを整理することで、流行に寄せるだけではない、チームらしい一曲が見えてきます。
チームに合う音の方向性を整理してみる
下のフォームは、「メールアドレス」と「お名前」「一言」だけで送れます。まだ楽曲イメージが固まっていなくても大丈夫です。
- 新和風のような雰囲気を取り入れたい
- 和楽器を使いたいが、古い印象にはしたくない
- 自分たちのチームに合うサウンドを整理したい
よさこい新和風サウンド整理フォーム
※営業は一切行いません。まずはチームのテーマや演舞の方向性を整理するところから始めます。
ソングメーカー代表
井村淳也が直接お話を伺います。
井村淳也が考える「新和風」の作り方
では、これからの時代に求められる「新和風」はどのように作っていけばよいのでしょうか。私が大切だと感じているのは、単に新しい音を足すことではありません。和楽器を使い最新のサウンドを取り入れれば、それだけで新和風になるわけではないのです。大切なのは、そのチームが何を伝えたいのか、その演舞でどんな景色を見せたいのかを整理した上で、音の役割を一つひとつ決めていくことです。
和楽器を飾りにしない
新和風を作る上で、まず大切なのは和楽器を飾りにしないことです。琴、尺八、三味線、和太鼓などの音を入れると、たしかに一瞬で和の雰囲気は出ます。
しかし、ただ和楽器の音色を足しただけでは、楽曲全体の中で浮いてしまうことがあります。大切なのは、その和楽器に役割を与えることです。琴で静かな情景を描くのか、尺八で空気の広がりや切なさを表すのか、三味線で勢いや鋭さを出すのか、和太鼓で大地を踏みしめるような力強さを作るのか。同じ和楽器でも、使い方によって伝わる印象は大きく変わります。和楽器は「和風に見せるための記号」ではなく、演舞の感情や物語を支える大切な登場人物だと考えています。
流行を追いすぎない
トレンドを知ることは大切です。今どのような音が求められているのか、どのような表現が新しく感じられるのかを意識することは、楽曲づくりにおいて大きなヒントになります。
ただし、流行を追いすぎると、かえってチームらしさが見えにくくなることがあります。EDMが流行っているから入れる、重低音がかっこいいから使う、シネマティックな展開が人気だから取り入れる。もちろんそれ自体が悪いわけではありませんが、それがチームのテーマや演舞の方向性と合っていなければ、音だけが先に進んでしまいます。私が制作で大切にしているのは流行をそのまま当てはめることではなく、そのチームに合う形に置き換えることです。同じ新和風でも、力強く見せるチームと、繊細に見せるチームでは、必要な音はまったく違います。流行よりも、まずチームらしさ。その順番を間違えないことが、長く愛される楽曲につながると感じています。
言葉にならない思いを音楽に変える
17年間よさこい楽曲を作ってきて、強く感じていることがあります。それは、チームの本当に大切な思いは、最初からきれいな言葉になっているとは限らないということです。「明るい曲にしたい」「かっこよくしたい」「感動する感じにしたい」打ち合わせではこうした言葉から始まることも少なくありませんが、その奥には必ずそのチームなりの背景や、これまでの歩み、大切にしている空気感、メンバーの雰囲気、今年のテーマに込めた願いがあります。550曲以上の制作を通して学んできたのは、そうした言葉になる前の思いをどれだけ受け取れるかが楽曲の深さにつながるということです。
新和風という表現も、結局は音の流行だけで決まるものではありません。そのチームが持っている物語を、今の時代に合う形でどう鳴らすか。そこにこそ、本当に意味のある新しさが生まれるのだと思います。私自身もまだまだその力を磨いている途中です。言葉にならない思いを音楽に変えること。これからのよさこい楽曲づくりでも、その姿勢を大切にしながら、一つひとつのチームに向き合っていきたいと考えています。
これから新曲を作るチームの方へのアドバイス
ここまで、2026年以降のよさこい楽曲の流れについてお話してきました。
ただ、流行やトレンドはあくまでも参考材料のひとつです。実際に楽曲を作る際には、それ以上に大切なことがあります。550曲以上の制作を通して感じているのは、長く愛される楽曲ほど、流行を追うことよりも「自分たちらしさ」を大切にしているということです。最後に、これから新曲制作を考えているチームの方へ向けて、私なりのアドバイスをお伝えしたいと思います。
まず流行よりテーマ
楽曲制作を始める際、多くのチームが最初に気になるのは「今どんな曲が流行っているのか」ということかもしれません。もちろんそれを知ることは大切ですが、本当に最初に考えるべきなのは流行ではなく、何を伝えたいのかです。今年のテーマは何なのか、観客にどんな気持ちになってほしいのか、踊り終わった時にどんな余韻を残したいのか。その軸が決まっていない状態で流行だけを追うと、どうしてもどこかで見たような楽曲になりやすくなります。
逆にテーマが明確であれば、流行の要素を取り入れたとしても自分たちらしい表現として成立しやすくなります。音楽は手段です。まずは伝えたいものを整理することから始めることをおすすめします。
振付との整合性
よさこい楽曲は音楽だけで完結するものではなく、必ず演舞と一緒に成立するものです。そのため、楽曲を考える際には振付との整合性を意識することが欠かせません。音だけを聴けばかっこいいけれど踊ると難しい、展開が細かすぎて演出が追いつかない、逆に振付の見せ場と楽曲の盛り上がりが合っていない、こうしたことは意外とよくあります。楽曲制作と振付制作は別々に進むこともありますが、本来は同じ作品を作るための作業です。どこで見せるのか、どこで感情を高めるのか、どこで観客の印象を変えるのか。そうした演舞全体の設計を考えながら楽曲を作ることで、音楽の魅力も振付の魅力も大きく引き出されます。
未来の流行より自分たちの物語
未来の流行を正確に当てることは誰にもできません。今人気の表現も、数年後には変わっているかもしれません。だからこそ、私は流行そのものよりも、自分たちの物語を大切にしてほしいと思っています。なぜこのテーマを選んだのか、どんな思いを届けたいのか、どんな仲間たちと踊るのか。そうした背景がしっかりと楽曲に込められている作品は、流行が変わっても色あせにくいものです。実際に長く愛されている楽曲には、そのチームにしかない理由があります。流行の音を使ったからではなく、そのチームらしい物語が音楽として表現されているからです。
2026年以降も新しいサウンドや新しい表現は次々に生まれていくでしょう。
しかし最後に人の心を動かすのは流行そのものではなく、そのチームだからこそ語れる物語です。ぜひ流行を参考にしながらも、自分たちらしい一曲を目指してほしいと思います。
まとめ|2026年以降のよさこい楽曲は「新和風」へ進化する
2026年以降のよさこい楽曲を考える上で、ひとつの大きなキーワードになるのが「新和風」だと感じています。和楽器はこれからさらに重要になるでしょう。琴、尺八、三味線、和太鼓といった音色は、よさこいらしさや日本的な情緒を伝える上で今後も欠かせない存在です。
ただし、求められているのは昔ながらの和風をそのまま再現することではありません。和とシネマティックを組み合わせ物語性を高める、和と重低音を組み合わせ身体で感じる迫力を作る、和と余白を組み合わせ静けさや間によって深みを出す。そうした現代的な感覚と和の魅力を融合させた表現が、これからさらに広がっていくのではないでしょうか。
しかし、本当に求められるのは流行そのものではなく、チームの世界観です。勝つために流行を追うのではなく、自分たちらしい表現を見つけること。その先に、観客の記憶に残り、踊り手自身も長く大切にできる一曲が生まれるのだと思います。
トレンドを取り入れたいけれど、自分たちに合う形が分からないチームの方へ
「新しい雰囲気の曲にしたい」「和風は残したいけれど、古くはしたくない」「今の流行を取り入れたいけれど、自分たちに合う形が分からない」そのように感じているチームも多いのではないでしょうか。流行のサウンドには、チームによって合うものと合わないものがあります。
ソングメーカーでは、ただトレンドを当てはめるのではなく、チームの思いや演舞の方向性から逆算して楽曲を設計しています。17年間で550曲以上のよさこい楽曲制作に携わってきた経験をもとに、和楽器の使い方、楽曲構成、盛り上がり、余白、振付との相性まで考えながら、一曲ずつ制作しています。
また、完成して終わりではなく、修正無制限で納得できるところまで伴走しています。自分たちらしい新和風サウンドを作りたいチームは、ぜひ一度ご相談ください。
ここまで読んで、「自分たちなら、どんな新和風になるだろう」と感じたチームの方へ。まだ具体的な曲調が決まっていなくても大丈夫です。和風、重低音、シネマティック、余白、どの要素が合うかは、チームのテーマや演舞の方向性によって変わります。「今っぽくしたいけれど、自分たちらしさも残したい」そんな一言からでも構いません。



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