オーケストラ×和楽器。壮大なスケール感を生む、よさこい楽曲の「シネマティック」アレンジ術

なぜ「良い曲」だけでは勝てないのか?入賞チームが実践する楽曲設計の秘密

よさこいで「強い演舞」を作るには、単なる盛り上がりだけでなく緻密な「楽曲設計」が不可欠です。

これまで550曲以上の制作に携わってきた井村淳也が、感覚に頼らない楽曲構成の理論を徹底解説します。冒頭10秒の役割や、記憶に焼き付く緩急の付け方など、審査員や観客に「伝わる」構造を具体的に分解。

チームの個性を引き出し、演舞を次のステージへ引き上げるための設計指針をお届けします。

代表兼制作者・井村淳也が動画で皆様にご説明いたします。


皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。

よさこい楽曲の中には、まるで映画音楽のように、会場全体を包み込む壮大なサウンドがあります。大人数チームの一斉演舞、フラッグが大きく広がる場面、パレードで音が遠くまで抜けていく瞬間。そうした演出と相性が良いのが、オーケストラと和楽器を組み合わせたシネマティックなアレンジです。

ただし、楽器をたくさん重ねれば壮大になるわけではありません。ストリングス、ブラス、ティンパニ、そして琴や尺八、三味線、和太鼓。それぞれの役割を整理しなければ、厚みではなく音の渋滞になってしまいます。

私はこれまで1,200曲以上の音楽制作、そして550曲以上のよさこい楽曲制作に携わる中で、和と洋をどう共存させるかを何度も考えてきました。今回の記事では、会場を圧倒するスケール感を生むための、よさこい楽曲におけるシネマティックアレンジ術について解説します。

シネマティックアレンジとは何か

映画音楽のような「物語性」を持つサウンド

シネマティックアレンジとは、単に壮大な音を重ねることではありません。
映画音楽のように、聴いている人の中に情景や物語が立ち上がるようなサウンドを作ることです。

ストリングスが広がりを作り、ブラスが高揚感を生み、ティンパニやシンバルが場面の転換を支える。そこに和楽器が加わることで、よさこいならではの世界観や地域性が一気に強くなります。

大切なのは、豪華に聞こえるかどうかではありません。
その音によって、観客の感情が動くかどうかです。
「何かが始まる」「一気に広がる」「最後に大きく届く」――そうした感情の流れを作れることが、シネマティックアレンジの本質です。

よさこいとの相性が良い理由

よさこい楽曲とシネマティックアレンジは、とても相性が良いと感じています。
その理由は、よさこい演舞そのものが起承転結を持った表現だからです。

静かな導入から始まり、少しずつ展開し、中盤で空気を変え、最後に大きなクライマックスへ向かう。こうした流れは、映画音楽が場面ごとに感情を動かしていく構造と非常によく似ています。

また、よさこいは音楽だけで完結するものではありません。
踊り、衣装、隊形、掛け声、表情、会場の空気。そのすべてが重なって一つの演舞になります。

だからこそ、単にリズムがある曲ではなく、場面ごとに感情を支える音楽が必要になります。
シネマティックなアレンジは、その演舞の流れを大きく支え、観客に「一つの物語を見た」という印象を残しやすいのです。

大人数チームほど効果が高い

シネマティックアレンジは、特に大人数チームとの相性が高いです。

大人数ならではの隊形変化、フラッグの大きな動き、広い会場でのパレード演舞。
こうした視覚的なスケール感に対して、音楽側も同じだけの広がりを持たせることで、演舞全体の迫力が一段上がります。

例えば、ストリングスで空間を広げ、ブラスで高揚感を加え、ティンパニや和太鼓で低音の厚みを作る。そこに琴や尺八、三味線を加えることで、壮大さの中にも和の芯を残すことができます。

大人数チームの場合、音が小さくまとまりすぎると、せっかくの演舞のスケールが伝わりきりません。
逆に、楽曲側にしっかりした広がりと厚みがあると、踊り手の動きや隊形変化もより大きく見えます。

つまりシネマティックアレンジは、大人数の迫力を音楽で支えるための有効な方法です。
視覚と音が同じ方向を向いたとき、会場全体を包み込むような強い演舞が生まれます。

オーケストラが生む「スケール感」の正体

ストリングス|空間を広げる主役

オーケストラアレンジで最も分かりやすくスケール感を生むのが、ストリングスです。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロといった弦楽器が重なることで、楽曲全体に広がりと奥行きが生まれます。

特にストリングスは、音を一気に前へ押し出すというより、空間そのものを広げる役割を持っています。静かな導入では情緒を作り、中盤では厚みを支え、クライマックスでは大きな感情の波を作ることができます。

よさこい楽曲では、和楽器や打楽器が前に出る場面が多いため、ストリングスは背景に回ることもあります。しかし、そこでしっかり支えているからこそ、演舞全体が小さくまとまらず、広い会場でも大きく見える音になります。

ブラス|英雄感と高揚感

ブラスは、シネマティックなアレンジにおいて英雄感や高揚感を作る重要な楽器群です。ホルン、トランペット、トロンボーンが入ることで、楽曲に力強さと前向きなエネルギーが加わります。

ホルンは広がりと温かさを持ち、壮大な世界観を支えます。トランペットは高音域で強い輝きを出し、クライマックスの印象を引き上げます。トロンボーンは低めの帯域で重厚感を作り、楽曲全体の迫力を支えます。

ただし、ブラスは非常に存在感が強い楽器です。使いすぎると、和楽器やボーカル、掛け声の印象を押しつぶしてしまうことがあります。だからこそ、どこで前に出し、どこで支えに回すかが重要です。

ブラスが適切に配置されると、よさこい楽曲は一気に“物語のクライマックス”へ向かう力を持ちます。

パーカッション|映画的迫力

映画音楽のような迫力を作るうえで欠かせないのが、オーケストラ系のパーカッションです。ティンパニ、シンバル、オーケストラドラムなどは、場面の切り替えやクライマックスの押し上げに大きな力を発揮します。

ティンパニは低音でスケール感を広げ、演舞に重厚な土台を作ります。シンバルは場面の解放感を演出し、音が一気に開ける瞬間を作ります。オーケストラドラムは、通常のドラムとは違う映画的な緊張感や迫力を加えることができます。

これらのパーカッションは、単に大きな音を出すための楽器ではありません。場面を切り替え、観客の感情を次の段階へ押し上げるための装置です。

よさこい楽曲では、和太鼓とのバランスも重要になります。和太鼓が持つ日本的な迫力と、オーケストラパーカッションの映画的なスケール感。この二つがうまく噛み合うと、会場全体を包み込むような大きなサウンドが生まれます。

「壮大にしたいけれど、
和楽器もチームらしさも埋もれさせたくない」
その悩みは、楽器選びではなく設計で整理できます。

和楽器とオーケストラを共存させる方法

和楽器を埋もれさせない配置

オーケストラと和楽器を組み合わせるときに、最も注意したいのが和楽器を埋もれさせないことです。ストリングスやブラスは音の広がりが大きく、厚みも出しやすい一方で、使い方を間違えると琴や三味線、尺八の繊細な響きが聞こえにくくなってしまいます。

琴は、きらびやかな音色で和の空気を作る楽器です。三味線は、アタック感と勢いでフレーズに芯を与えます。尺八は、息遣いのある音で情緒や風景を作ります。これらの楽器は、それぞれ役割がまったく違います。

だからこそ、オーケストラの中にただ重ねるのではなく、どの場面で、どの和楽器を前に出すのかを明確にする必要があります。例えば、導入では尺八を前に出して空気を作り、中盤では琴で流れを整え、クライマックスでは三味線で勢いを加える。こうした配置があると、和楽器の存在感を保ちながら、壮大なサウンドにすることができます。

主役を決める

和楽器とオーケストラを共存させるうえで大切なのは、全員を主役にしないことです。

ストリングスも目立たせたい。ブラスも鳴らしたい。和太鼓も入れたい。さらに琴、三味線、尺八も使いたい。そうなると、楽器数は増えますが、どこを聴かせたいのかが分からなくなります。

本当に強いアレンジは、楽器が多いのではなく、役割が整理されています。ある場面ではストリングスが空間を広げ、別の場面では尺八が旋律を担い、クライマックスではブラスと和太鼓が前に出る。こうした場面ごとの役割交代があることで、音の厚みと分かりやすさを両立できます。

主役を決めるというのは、他の楽器を弱くするという意味ではありません。むしろ、主役を支えるために周囲の楽器が役割を持つことで、全体としての説得力が増していきます。

和と洋の「温度差」を利用する

和楽器とオーケストラの魅力は、同じ方向にそろえることだけではありません。むしろ、両者の持つ温度差を利用することで、よりドラマチックな展開を作ることができます。

例えば、尺八や琴で静かな和の空気を作ったあとに、ストリングスやブラスで一気に広げる。あるいは、オーケストラの壮大な流れの中に三味線や和太鼓を差し込み、日本的な緊張感を加える。こうした静と動、緊張と解放の対比が、シネマティックな印象を強めます。

また、オーケストラは世界中の人に伝わりやすい普遍的なスケール感を持っています。一方で、和楽器は日本らしさや地域性、よさこいらしさを強く表現できます。この二つをうまく組み合わせることで、日本らしさと普遍性を同時に持ったサウンドになります。

和と洋を無理に混ぜるのではなく、それぞれの違いを活かす。そこに、オーケストラ×和楽器アレンジの面白さがあります。

ソングメーカー流|シネマティック設計の実践例

導入|尺八+ストリングス

シネマティックなよさこい楽曲を作るとき、導入で効果的なのが尺八とストリングスの組み合わせです。

尺八の一音には、空気を一瞬で変える力があります。そこに薄くストリングスを重ねることで、単なる和の導入ではなく、これから物語が始まるような広がりを作ることができます。

このとき大切なのは、最初から厚くしすぎないことです。尺八が作る余白を残しながら、ストリングスで背景を広げていく。そうすることで、観客は自然と演舞の世界に引き込まれます。

導入は、楽曲全体の第一印象を決める場面です。ここで一瞬で世界観を提示できると、その後の展開にも説得力が生まれます。

中盤|和太鼓+ブラス

中盤で楽曲のスケールを一段上げたいときには、和太鼓とブラスの組み合わせが非常に効果的です。

和太鼓は、よさこいらしい力強さと身体に響くリズムを作ります。一方でブラスは、楽曲に英雄感や前向きな高揚感を加えます。この二つをうまく重ねることで、演舞の空気を一気に広げることができます。

ただし、どちらも存在感が強い楽器です。常に同じ強さで鳴らしてしまうと、音がぶつかり合い、かえって重たく聞こえることがあります。

だからこそ、和太鼓でリズムの芯を作り、ブラスで場面を押し上げる。あるいはブラスが前に出る場面では、和太鼓を少し整理して支えに回す。こうした役割分担が重要になります。

中盤は、演舞を後半へつなぐ大切な場面です。ここでしっかりスケールアップできると、クライマックスへの期待感が高まっていきます。

クライマックス|全楽器総動員

クライマックスでは、オーケストラと和楽器を含めた全体の力を使って、楽曲の最大ピークを作ります。

ただし、ここで大切なのはただ全部を鳴らすことではありません。ストリングス、ブラス、ティンパニ、和太鼓、琴、三味線、尺八などをすべて重ねる場合でも、それぞれの役割が整理されている必要があります。

例えば、ストリングスは広がりを作り、ブラスは高揚感を加え、ティンパニと和太鼓は低音の迫力を支える。三味線は勢いを出し、琴は和の華やかさを加え、尺八は旋律や余韻で感情を引き上げる。

このように役割を分けることで、音数が多くても濁らず、整理された厚みとして機能します。

クライマックスで目指すのは、単なる大音量ではなく、会場全体を包み込むような音の壁です。そこに踊りや隊形変化、フラッグなどの視覚的な見せ場が重なったとき、シネマティックなよさこい楽曲の力は最大限に発揮されます。

よくある失敗パターン

音数を増やしすぎる

シネマティックな楽曲を目指すとき、最も多い失敗の一つが音数を増やしすぎることです。

ストリングスを重ねる。ブラスも入れる。ティンパニも鳴らす。さらに和太鼓、琴、三味線、尺八も加える。すると、一見すると豪華な編成になります。

しかし実際には、楽器が増えれば増えるほど壮大になるわけではありません。

むしろ、役割整理ができていない状態で音を足していくと、観客には「壮大」ではなく「混雑している」ように聞こえることがあります。

特にオーケストラ系の楽器は帯域が広く、存在感も大きいため、無計画に重ねると主旋律や和楽器が埋もれやすくなります。

私自身、550曲以上のよさこい楽曲制作を通じて強く感じているのは、厚みを作るのは音数ではなく整理だということです。

本当にスケール感のある曲は、実は一つひとつの楽器の役割が明確です。

  • 空間を広げる楽器
  • 感情を押し上げる楽器
  • リズムを支える楽器
  • 和の個性を出す楽器

それぞれが適切な場所に配置されているからこそ、音が増えても濁らず、壮大に聞こえるのです。

和楽器が聞こえない

もう一つよくあるのが、和楽器の存在感が消えてしまうケースです。

シネマティックなアレンジを目指すあまり、ストリングスやブラスを厚く重ねすぎてしまい、結果として琴や三味線、尺八がほとんど聞こえなくなってしまうことがあります。

これは非常にもったいない状態です。

なぜなら、よさこい楽曲における和楽器は、単なる装飾ではなく、楽曲の個性や世界観を支える重要な存在だからです。

例えば尺八の一音には、日本らしい情緒があります。琴には独特のきらびやかさがあります。三味線には勢いと和のエネルギーがあります。

これらがしっかり聞こえるからこそ、「よさこいらしさ」が生まれます。

逆にオーケストラばかりが前に出てしまうと、映画音楽としては成立していても、よさこい楽曲としての個性が弱くなってしまいます。

シネマティックなアレンジを作るときほど、和楽器をどう目立たせるかを考える必要があります。和楽器を加えるのではなく、和楽器が活きる場所を作る。その発想が大切です。

物語がない

そして最も本質的な失敗が、物語がないことです。

楽器は豪華。音も厚い。技術的にもよくできている。けれど、なぜか心に残らない。

そうした曲には共通して、感情の流れがありません。

シネマティックアレンジという言葉から、「壮大なサウンド」をイメージする方は多いと思います。しかし、本来の映画音楽が評価される理由は、豪華だからではありません。

そこに物語があり、感情が動くからです。

導入で何を感じさせるのか。
中盤でどう変化するのか。
クライマックスで何を届けるのか。

そうした流れが設計されて初めて、観客は演舞の世界に入り込みます。

逆に、ただ豪華なだけの曲は、その瞬間は迫力があっても、演舞が終わったあとに残りにくいです。

私は制作の際、楽器選びよりも先に「どんな景色を見せたいのか」を考えることがあります。なぜなら、景色や感情の流れが決まらなければ、どんな楽器を使っても物語にならないからです。

シネマティックアレンジの本質は、豪華な編成ではありません。
観客に一つの物語を体験してもらうことです。

その設計があって初めて、壮大なサウンドは感動へとつながっていきます。

井村淳也がシネマティックアレンジで大切にしていること

まず「景色」を考える

シネマティックアレンジの話になると、よく「どの楽器を使うのですか?」という質問をいただきます。

もちろん楽器選びは重要です。しかし、私が制作の中で最初に考えるのは、実は楽器ではありません。

「どんな景色を見せたいのか」

まずそこから考えます。

広大な草原を駆け抜けるようなイメージなのか。
戦国絵巻のような力強さなのか。
静かな祈りから始まり、最後に大きく解放される物語なのか。

その景色が見えてくると、必要な音が自然と決まってきます。

尺八が必要なのか。
ストリングスを前に出すべきなのか。
和太鼓で押すべきなのか。

私は17年間、550曲以上のよさこい楽曲を作る中で、楽器から考え始めるよりも、景色から考え始めた方が圧倒的に伝わる曲になると感じてきました。

なぜなら、観客が最後に記憶するのは楽器の名前ではなく、その演舞で見た景色や感情だからです。

だからこそ私は、まず風景を描き、その後で音を配置していきます。

映画音楽ではなく「演舞音楽」であること

シネマティックという言葉を使うと、どうしても映画音楽に近づけることばかり考えてしまいがちです。

しかし私は、よさこい楽曲を作るときに常に意識していることがあります。

それは、映画音楽ではなく演舞音楽であるということです。

映画音楽は映像を支えるための音楽です。
一方で、よさこい楽曲は踊りを支えるための音楽です。

どれだけ壮大なストリングスを書いても、どれだけ感動的な展開を作っても、踊り手が動きにくくなってしまっては意味がありません。

実際、制作現場では「かっこいい曲」と「踊りやすい曲」が必ずしも一致しないことがあります。

そのため私は、シネマティックな要素を取り入れながらも、必ずリズムの芯やグルーヴを残すようにしています。

踊り手が自然に身体を乗せられること。
隊形変化や見せ場と噛み合うこと。
演舞全体の流れを支えられること。

それがあって初めて、シネマティックなアレンジはよさこいの中で意味を持ちます。

映画音楽のように聞こえることよりも、演舞がより良く見えることを私は優先しています。

壮大さより伝わりやすさ

そして最後に、私が最も大切にしていることがあります。

それは、壮大さそのものを目的にしないことです。

550曲以上の制作を続けてきて感じるのは、豪華なアレンジが必ずしも人の心を動かすわけではないということです。

むしろ、本当に記憶に残る曲は、チームの思いや世界観が自然に伝わってくる曲です。

例えば、地域への思いを伝えたいのか。
仲間との絆を表現したいのか。
挑戦や成長を描きたいのか。

その軸が見えている曲は、楽器数が少なくても強く伝わります。

逆に、どれだけ豪華なオーケストラを重ねても、何を伝えたいのかが見えなければ、観客の心には残りにくくなります。

私は制作の打ち合わせでも、楽器の話より先にチームの思いや背景を聞くことが少なくありません。

なぜそのテーマなのか。
どんな演舞にしたいのか。
見た人に何を持ち帰ってほしいのか。

そうした対話を重ねる中で、少しずつ曲の方向性が見えてきます。

17年間の制作の中で学んだのは、音楽制作は単なる作曲ではないということです。

言葉にならない思いを整理し、形にし、音楽という言語に変えて届けること。

シネマティックアレンジも同じです。

私は壮大な曲を作りたいのではありません。
そのチームの思いが、より伝わる形を作りたいのです。

だから今でも、楽器より先に景色を考え、音量より先に伝わりやすさを考えています。

その積み重ねが、550曲以上の経験の中でたどり着いた、私なりのシネマティックアレンジの考え方です。

「壮大にしたいけれど、まとまらない」を、そのままにしていませんか

この記事を読んで、
「オーケストラと和楽器を組み合わせてみたい」
「映画のようなスケール感を、よさこい楽曲に取り入れたい」
と感じたチームもあるのではないでしょうか。

ただ、シネマティックな曲づくりで難しいのは、
楽器を増やすことではなく、世界観・見せ場・踊りやすさを整理することです。

どんな景色を見せたいのか。
どこで最大ピークを作りたいのか。
和楽器とオーケストラを、どのように役割分担させるのか。

そこを整理することで、単に豪華な曲ではなく、
チームらしい壮大さが伝わる一曲に近づいていきます。

まずは描きたい世界観を整理してみる

下のフォームは、「メールアドレス」と「お名前」「一言」だけで送れます。
まだ振付や構成が細かく決まっていなくても大丈夫です。

  • オーケストラと和楽器を組み合わせた曲にしたい
  • 大人数演舞に合う壮大な楽曲を作りたい
  • フラッグや隊形変化に合わせた見せ場を音楽で作りたい
会場を圧倒するのは、音量ではなく“設計”です

シネマティックよさこい楽曲相談フォーム

    「依頼するかどうか分からないけど、とりあえず気になることを聞いてみたい」
    「こんな内容で頼みたい場合は、どうすればいいんだろう?」
    そんなお気持ちで構いません。わかる範囲でご入力ください。


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    ※営業は一切行いません。まずは、チームの世界観や演舞の見せ場を一緒に整理するところから始めます。
    ソングメーカー代表
    井村淳也が直接お話を伺います。

    依頼時のポイント|シネマティックな曲にしたいなら

    どんな世界観を描きたいか

    シネマティックなよさこい楽曲を作りたい場合、まず共有していただきたいのは、どんな世界観を描きたいかです。

    同じオーケストラ×和楽器のアレンジでも、目指す方向によって音作りは大きく変わります。

    • 和風:琴や尺八、三味線を活かし、日本的な情緒や美しさを強調する
    • 戦国:和太鼓やブラスを強め、力強さや緊張感を前面に出す
    • 自然:ストリングスや笛系の音色で、広がりや風景を描く
    • 感動:メロディやコーラスを重視し、心に残る流れを作る

    「壮大にしたい」という言葉だけでも方向性は伝わりますが、その中身はチームによって異なります。
    どんな景色を見せたいのか、どんな感情を残したいのかを共有していただけると、よりチームらしいシネマティックサウンドに近づけることができます。

    どこで最大ピークを作りたいか

    次に重要なのが、どこで最大ピークを作りたいかです。

    シネマティックなアレンジは、楽曲全体にスケール感を出しやすい一方で、ピークの位置が曖昧になると、全体が平坦に聞こえてしまうことがあります。

    • 中盤:演舞の流れを大きく切り替えたい場合
    • 大サビ:感情を一気に解放したい場合
    • ラスト:最後の印象を強く残したい場合

    ピークの位置が決まると、そこへ向かうまでの導入、転換、楽器の重ね方が設計しやすくなります。

    特にオーケストラ系のアレンジでは、ストリングスやブラス、パーカッションをどの段階で厚くするかが重要です。最大ピークをどこに置くかによって、全体の構成が大きく変わります。

    演舞の見せ場

    最後に、必ず確認したいのが演舞の見せ場です。

    シネマティックな楽曲は音のスケールが大きいため、視覚的な見せ場と合うと非常に強い効果を発揮します。

    • フラッグ:音の広がりと合わせることで、視覚的なスケール感が増す
    • 隊形変化:場面転換に合わせて音楽も大きく変化させる
    • 決めポーズ:最後の一音や余韻と合わせることで印象を強く残す

    音楽だけが壮大でも、振付や演出と噛み合っていなければ、その力は十分に伝わりません。
    逆に、音楽のピークと演舞の見せ場が一致すると、会場全体を包み込むような大きな瞬間が生まれます。

    細かく決まっていなくても問題ありません。
    「ここでフラッグを広げたい」「ラストで全員が決める」「中盤で隊形を大きく変える」といった情報があるだけで、楽曲側の設計は大きく変わります。

    シネマティックな曲を作るためには、音楽だけでなく、演舞全体の見せ方から逆算することが大切です。

    まとめ

    シネマティックなよさこい楽曲とは、単に楽器数を増やした豪華な曲ではありません。
    大切なのは、物語としてどう感じてもらうかを設計することです。

    オーケストラと和楽器は、非常に相性の良い組み合わせです。
    ストリングスやブラスが生む壮大な広がりと、琴・三味線・尺八・和太鼓が持つ日本的な個性が重なることで、よさこいならではのスケール感を作ることができます。

    ただし、そのためには主役と役割分担が欠かせません。
    すべての楽器を前に出すのではなく、場面ごとに何を聴かせ、何を支えに回すのかを整理する必要があります。

    また、どれだけ壮大でも、踊りにくい曲になってしまっては意味がありません。
    シネマティックな広がりと、踊りやすさ。
    この両方を成立させることが、よさこい楽曲ではとても大切です。

    会場を圧倒するのは、音量ではありません。
    設計です。
    どんな世界観を描き、どこで広げ、どこで感情を解放するのか。
    そこまで考えられた楽曲こそが、壮大で記憶に残る一曲になります。

    壮大な世界観を表現したいチームへ

    「映画のような壮大な曲にしたい」
    「オーケストラと和楽器を組み合わせたい」
    「大人数の演舞に負けないスケール感がほしい」

    そう感じているチームにとって、シネマティックなアレンジは大きな可能性を持っています。

    ただし、オーケストラと和楽器の融合には設計が必要です。
    楽器を重ねるだけではなく、演舞の見せ場から逆算し、どこで何を響かせるかを整理することで、初めて強いサウンドになります。

    ソングメーカーでは、550曲以上のよさこい楽曲制作で培ってきた経験をもとに、チームの世界観や振付の見せ場に合わせて、構成から一緒に考えていきます。

    修正回数に制限はありません。
    途中音源を聴きながら、納得できる形になるまで調整していきます。

    壮大で、踊りやすく、そしてチームらしい一曲へ。
    「映画のような一曲」を、一緒に形にしていければと思います。

    ここまで読んで、
    「自分たちの演舞にも、こういう壮大な世界観を取り入れたい」
    と感じたチームへ。

    まだ具体的な楽器編成や曲構成が決まっていなくても大丈夫です。
    大切なのは、最初から正確に説明することではなく、
    どんな景色を見せたいのかを一緒に整理していくことです。

    「オーケストラっぽくしたい」
    「和楽器も入れたい」
    「ラストで会場を大きく包み込みたい」
    そんな一言からでも構いません。

    シネマティックなよさこい楽曲の方向性を整理してみる

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