

皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。
よさこいソングメーカーでは、これまで520曲を超えるオリジナル楽曲のご依頼を頂いてきました。オリジナル曲の作り方は、人それぞれ。
作りたいというチーム様の思いの数だけ、オリジナル曲は存在します。
その中でも、まず意識するのは「楽曲の始まり方」ではないでしょうか?
よさこいソーランの演舞は、多くは
「構え!」
の合図とともに陣形を組み、踊りの始まりに備える。
演じる方だけではなく、見ている方にも心地よい緊張感が伝わり、ワクワクする瞬間ですよね!
今回の記事ではその、よさこいソーラン楽曲の始まり方に焦点を当ててみたいと思います。
静から入る場合
静かに入るパターンは最も多く選ばれています
これまでの経験上、お客様のご希望として最も多かったのがこのパターンです。
最初はゆっくり目のテンポから入り、だんだん盛り上げていく。という形です。
具体的にはメトロノームのテンポでいうと、90~100前後。
「すごく遅いわけではないが、決して早くもない」という程度の速さです。
全体で4分程度の構成になることが多い、よさこいソーランのオリジナル曲ですから、
まずはゆっくり入ってだんだん盛り上げていく、という構成を希望されることが多いようです。
起承転結でいう、「起」に当たる部分と考えればわかりやすいかもしれません。
まずは、踊りのきっかけを「起こしていく」。
その準備段階として静かに入るというイメージです。
最初のパートのことを便宜上「イントロ」と呼んで区別しておりますが、
そのイントロは長くても1分弱。
楽曲の中心部分ではないので、それほど長く続くことはありませんが、重要なパートには変わりありません。
静かにイントロを入って、序盤の盛り上がりへつなぐ。
そんな形です。
動から入る場合
最初からある程度の速さで盛り上げていきます
こちらは逆に、最初からある程度の盛り上がりをもって入るパターン。
全体のご依頼から見れば少数派ではありますが、これもよさこいソーラン楽曲の一つの形です。
動、と言っても、MAX状態から入るということはほぼ無く、楽曲で一番盛り上がるところを100とすれば、大体60~多くても80くらい、のイメージでしょうか。
やはり最初から、いきなり最高潮!ということではなく、あくまでも最大の盛り上がりは中盤以降に持っていくチーム様が多いようです。
それでもある程度のテンポ感が求められますので、メトロノームでいえば110~125くらいで設定します。
「体が自然と動き出してしまうくらいのテンポ」です。
ある程度のテンポがあるわけですから、やはりリズムが重要になります。
ドラムや太鼓等、打楽器でリズムを刻んでテンポ感を出します。
特に最初の一発目の音に、印象付けることができるよう、楽曲全体で使用する楽器を総登場させる場合もあります。
見ている人に対して大きなアピールになりますね。
一方で、最初からある程度のテンポがあるため、そのテンションで4分間を踊り続けるのは難しくなります。
最初から盛り上がりがある構成上、どこでそのテンポを一旦落としていくのか?どのくらい落としていくのか?その後はどうやって再度の盛り上がりを作るのか?
と言った独自の課題は残ると考えます。
どうしても音楽はメリハリ、曲中の展開構成が大切になるためです。
そういう意味では、動から入る楽曲のほうが難易度が若干高いかもしれません。
難易度、と表現しているのは、制作の難易度という意味もありますが、楽曲全体のイメージを一致させる、お客様の「こんな楽曲にしたい」というご希望に近づけていくためのハードルが高め、という意味です。
私のこれまでの制作経験からそのように感じています。
共通:最初の楽器はどんなものが多い?
トップバッターに選ばれる楽器は?
静から、動から、どちらから入るにしても、最初まずどの楽器から始めるべきなのか、というのも重要なポイントです。
基本的にどんな楽器を使っても自由ではありますが、定番の楽器というものはあります。
まずは和太鼓。和楽器のイメージが非常に強い楽器ですし、リズムを刻むためにうってつけです。
同様の打楽器で、ドラムという場合もあります。それほど「和」のテイストを重視しない、という場合にお勧めです。
それ以外には、こちらも和楽器の琴や三味線、といった弦楽器が選ばれる場合もあります。
単音で厳かに入る場合もあれば、16分音符等の早い連続演奏で力強さ、流れをイメージする表現もあります。
具体的にどの楽器を選ぶのか、というのは、お客様からご希望がある場合もありますが、ほとんどの場合、そこまで詳しく指定されないケースが多いです。
ですからこちらで制作する段階で、一旦作らせていただき、後から修正の必要があれば対応させて頂きます。
ソングメーカーなら安心の修正対応
お客様に安心してご依頼いただくために
上記は、私のこれまでの経験から多いパターンや制作で普段から心がけていることなどをベースにお話しましたが、もちろん、これらはあくまでも一例です。
実際に作った音源は、大体半分程度までできた段階で「途中経過」としてお客様に聞いていただきますが、その際に
思っていたのとイメージが違う…
ということはどうしても避けられません。
というより、全くそうならないことのほうが珍しいと言えます。
ですからソングメーカーでは、そんな時にお客様のイメージに近づけられるよう、修正対応を充実させています。
何度でも無料で修正対応をさせて頂きます。詳しくは下記からご確認下さい。

最終的にお客様に「依頼して良かった!」と思っていただけるように努めております。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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