CMソング制作時のポイントと制作方針

CMソング制作時のポイントと制作方針

皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。

社歌・事業PRソングメーカーでは、CMソングの制作も承ります。

CMソングは主に15秒間の短い、限られた時間の中で効果的な印象に残るフレーズを表現する必要があり、音楽的にも事前にしっかりと計画したうえで制作するべきものです。

今回は、具体的なCMソングの制作方法、制作方針の決め方について、詳しくご説明いたします。

最もインパクトのある部分を使う

音楽的に考えて、一番盛り上がるところ、インパクトのある部分を使います。
一般的な楽曲構成で言えば、いわゆるサビにあたる部分を使う形になります。

また、仮に15秒間だとすると、どの部分でピークを持ってくるのかという問題もあります。
15秒間、と言っても、その15秒の間ずっと、同じテンションということはなく、多少の起伏があるはずです。また、それは見ている視聴者側にとっても同じはず。

15秒の中で、ここぞ!という最大のアピールする瞬間があり、そこにこそ音楽的なピークを持って来るべきではないでしょうか。

一番アピールしたい部分が何かをまず考える

CMソングはマーケティングの一種ですので、他の様々な施策と同様、「あれも、これも」と欲張り、色々な効果を狙って詰め込みすぎてしまうことになりがちです。
その気持ちはとてもよく分かるのですが、特にCMソングは15秒間ととても短いコンテンツでもあり、また、その15秒の間、ずっと集中して聞いてもらうなどということはほとんど期待薄だと言えます。

それならば、元もアピールしたいものが何かをあらかじめ明確にしたうえで、楽曲制作にその方針を反映させるべきだと考えます。

メロディラインへのこだわり

音楽理論的な考え方になりますが、あえて「やや不協和」な響きのメロディラインを使うことで印象に残る音楽を作る、という方法もあります。
実際、そのようなCMソングを作っている企業も数多くあります。

それは、サウンドロゴと呼ばれる、CMソングよりもさらに短い1~2秒間のメロディでも同じです。サウンドロゴには、例えば商品名とか企業名を、CMの最後に流す場合などが多くあります。

具体的な制作プランの例

ここまでの内容を踏まえ、例えばこのようなCMソング制作プランはいかがでしょうか。

・最初の数秒、長くても5秒くらいまでで、視聴者をひきつける効果を考える。
音楽的に言えば、サビ出しのような形です。いきなりサビから入ることでインパクトのある出だしになります。また、その部分で印象的な言葉や発声方法などで興味をひくというのも効果的です。

・途中の数秒、長くても7~8秒くらいで、商材の説明を行う。
一番伝えたいのはおそらくこの部分ですが、なにぶん、数秒しかありませんので、普段の営業トークなどの内容をそのまま持って来ることは不可能です。
絞りに絞った、ギリギリまで厳選した内容を簡潔にまとめ、この部分でしっかりと訴えることが大切です。

・最後の数秒で再度、印象に残る効果を考える。
出だしと同様、最後も大切です。「終わりよければ…」ではありませんが、音楽も同じことが言えるはずです。

これはあくまでひとつの例です。
必ずしもこのすべてを満たさなくても、効果的なCMソング制作は可能です。
ソングメーカーでは、お客様一人ひとりのご事情も配慮しつつ、フルオーダーメイドのCMソング制作を心がけております。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

コメント