
2008年にソングメーカーを始めてから、18年が経ちました。
これまでに制作してきた曲は、1,200曲を超えます。
こうした数字だけを見ると、長く音楽制作を続けてきた理由は、単純に「音楽が好きだったから」だと思われるかもしれません。
もちろん、音楽はずっと好きです。
曲を作ることも、音を組み立てていくことも、今でも楽しいと感じます。
ですが、18年間続けてこられた理由は、それだけではありません。
制作のたびに私のもとへ届いたのは、単なる「曲の注文」ではなかったからです。
- 大切な人へ伝えたい感謝。
- 人生の節目に残しておきたい言葉。
- 亡くなった方への想い。
- 長年、胸の中にしまってきた気持ち。
- 自分自身が生きてきた証として残したい物語。
依頼者の方が持ってこられるのは、いつもその人にしかない言葉や背景でした。
私が受け取ってきたのは、1,200件の作曲依頼ではありません。
1,200人分の、形にしたい思いだったのだと思います。
だから私は、音楽制作を単なる作曲代行だとは考えていません。
依頼者の言葉を聞き、その背景を知り、まだ音になっていない思いを一緒に整理しながら、一曲の形へとつなげていく仕事だと考えています。
曲として正しいかどうかだけではなく、依頼した方が聴いたときに、
「これが自分の作りたかった曲だ」
と思えるかどうか。
そのことを、何より大切にしてきました。
この記事では、私がなぜ18年間この仕事を続けてきたのか。
なぜ修正回数を決めず、完成後のお支払いという形を続けているのか。
そして、オリジナル曲を作るうえで何を大切にしているのか。
これまでの制作を振り返りながら、ソングメーカーの根底にある考えをお伝えしたいと思います。
この記事を読むことで得られること
- 初めてよさこい曲を依頼するときに、最初に何を準備すればよいかが整理できます
- 無料相談からヒアリングまでの流れと、制作前半で確認する内容がわかります
- 曲調や構成が決まっていない段階でも、チームの想いから曲づくりを始められる視点が得られます
まず結論:初めてのよさこい曲づくりで必要なのは、完璧な設計図ではなく、「こんな演舞にしたい」という想いを一つずつ整理していく対話のプロセスです。
始まりは「曲を作りたい人」との出会いでした
ソングメーカーを始めた頃の私は、今よりもずっと音楽家の側から曲作りを見ていました。
- どのようなメロディにするか。
- どの和音を使うか。
- どの楽器を入れるか。
- どうすれば音楽として完成度を高められるか。
もちろん、今でもそうした部分は大切にしています。
しかし、実際に依頼を受けるようになって気づいたことがありました。
私のもとに来られる方の多くは、音楽家ではなかったのです。
楽器が弾けるわけではない。
作曲の知識があるわけでもない。
音楽用語を詳しく知っているわけでもない。
それでも、その方たちには作りたいものがありました。
- 自分で書いた歌詞を曲にしたい。
- 大切な人への想いを残したい。
- 人生の出来事を一曲にまとめたい。
- 家族や仲間に、自分の言葉を届けたい。
音楽の知識はなくても、曲にしたい理由ははっきりしていたのです。
そこで私は、少しずつ考え方を変えるようになりました。
良い曲を作ることだけが、自分の役割ではない。
依頼者が持っている言葉やイメージを受け取り、それを音楽の形へつなげていくことも、同じくらい大切なのではないか。
むしろ、依頼制作ではそこが中心なのではないか。
そう考えるようになりました。
依頼者にとって大切なのは、音楽理論として正しいかどうかではありません。
- 自分の想いがきちんと入っているか。
- 伝えたかったことが曲になっているか.
- 何度も聴きたいと思える一曲になっているか。
そこに納得できるかどうかです。
この気づきが、私の制作に対する考え方を大きく変えました。
私は自分の音楽を見せるために作るのではなく、依頼者の作りたいものを一緒に形にするために作る。
それが、今のソングメーカーにつながる出発点だったと思います。
私が作っているのは曲ではなく「思いの居場所」
18年間この仕事を続けてきて、強く感じることがあります。
それは、依頼者の方が本当に求めているものは、必ずしも「曲そのもの」ではないということです。
もちろん、完成した音楽は大切です。
しかし、その奥にはいつも、音楽よりも大切な何かがあります。
例えば、長年伝えられなかった感謝の気持ち。
例えば、亡くなった大切な人への想い。
例えば、家族と過ごした時間の記録。
例えば、自分が生きてきた人生そのもの。
依頼者の方が持ってこられるのは、音符ではありません。
- 言葉だったり。
- 手紙だったり。
- 日記だったり。
- メモだったり。
- 時には、うまく言葉になっていない気持ちそのものだったりします。
「母にありがとうと伝えたい」
「亡くなった夫との思い出を残したい」
「子どもたちに、自分の生き方を残しておきたい」
「人生を振り返って、一曲にしたい」
そうしたご相談を受けるたびに思います。
私が向き合っているのは、音楽ではなく、その人の人生の一部なのだと。
だから私は、曲を作る前に話を聞くことを大切にしています。
どんな出来事があったのか。
なぜその言葉を書いたのか。
誰に届けたいのか。
そこを知らずに音だけを作っても、本当にその人の曲にはならないと思うからです。
そして完成した曲は、単なる作品ではなくなります。
- 思い出をしまっておく場所になることがあります。
- 言葉を残しておく場所になることがあります。
- 人生を振り返る場所になることがあります。
私はこれまで、完成した曲を聴いて涙を流される方を何度も見てきました。
それは音楽の技術に感動しているというより、自分の思いが形になったことへの感動なのだと思います。
だから私は今でも、作っているのは単なる曲ではないと考えています。
依頼者の大切な思いが、安心して帰ってこられる居場所。
その居場所を、一曲という形で一緒に作っているのだと思っています。
なぜ修正回数を決めていないのか
ソングメーカーでは、制作途中の修正回数をあらかじめ決めていません。
回数を気にせず、納得できる形になるまでご要望をお聞きしながら制作を進めています。
このような形を続けているのは、単にサービスを手厚く見せたいからではありません。
依頼者の曲の正解を、私が一方的に決めることはできないと考えているからです。
音楽を作る側には、技術や経験があります。
- どのようなメロディなら自然に聴こえるのか。
- どのような構成なら曲としてまとまるのか。
- どの楽器を使えば、求めている雰囲気に近づくのか。
そうしたことを考え、提案するのは私の役割です。
しかし、最終的にその曲を聴いて、
「自分の思いが入っている」
「作りたかったものになっている」
「この曲を大切にしたい」
と感じられるかどうかは、依頼者ご本人にしか分かりません。
私が音楽的に良いと思うことと、依頼者が求めていることが、最初から完全に一致するとは限りません。
だからこそ、実際の音を聴いていただき、感じたことを率直に伝えていただく必要があります。
「もう少し明るくしたい」
「この部分は静かな方がいい」
「歌詞のこの言葉を、もっと大切に聴かせたい」
そのようなご要望は、制作の失敗を意味するものではありません。
依頼者の中にあるイメージを知り、曲をより近づけていくための大切な手がかりです。
修正のやり取りを重ねる中で、依頼者ご自身も、最初は言葉にできなかった希望に気づくことがあります。
それを一つずつ確かめながら、音に反映していく。
私にとって修正とは、完成したものを仕方なく直す作業ではありません。
依頼者と一緒に、その曲の正解を見つけていくための制作工程です。
だから私は、修正を負担だとは考えていません。
何度かやり取りが必要になったとしても、最後にご本人が納得できる一曲になることの方が大切です。
依頼者の人生や大切な思いを預かって作る以上、制作者側の都合だけで「これで完成です」と決めることはしたくありません。
その考えが、修正回数を決めずに制作を続けている理由です。
修正への考え方や、初めての方でも安心して進められる制作体制については、
以下のページでも詳しく紹介しています。
プロデュースソングメーカーの強みと安心の制作体制を見る
「曲を作りたい」というより、
本当は誰かに伝えたい気持ちがある。
そんなところから始まるご相談も少なくありません。
歌詞やメロディがまだなくても、伝えたい思いや残したい記憶があるなら、
そこからオリジナルソング制作を始めることができます。
歌詞も曲もないけれど、思いをオリジナルソングにしたい方へ
なぜ完成後のお支払いにしているのか
ソングメーカーでは、制作料金を曲の完成後にお支払いいただいています。
途中経過時点で半額、完成時点でもう半額となり、着手金のようなものはいただいておりません。
一般的な商品であれば、購入する前に実物を見たり、同じ商品を試したりすることができます。
しかし、オリジナル曲はそうではありません。
これから作る曲は、まだこの世に存在していないからです。
制作事例を聴いていただくことはできます。
料金や制作の流れをご説明することもできます。
どのような曲にしたいのか、事前に詳しくお聞きすることもできます。
それでも、ご自身の言葉や思いがどのような一曲になるのかは、完成した音を聴くまで完全には分かりません。
私自身、形のない段階で大きなお金を支払うことに、不安を感じるのは自然なことだと思っています。
だからこそ、まずは実際に曲を作り、聴いていただきたい。
ご要望があれば修正し、ご本人が納得できるところまで仕上げたい。
そのうえで、完成した作品に対して料金をお支払いいただきたいと考えています。
後払いという形には、制作者側にも責任が伴います。
ただ曲を作ればよいのではなく、依頼者が納得できるところまで、最後まで向き合わなければなりません。
ですが私は、その責任も含めてこの仕事だと思っています。
先に料金を受け取ったから作るのではなく、依頼してくださった方の思いに応え、作品として完成させる。
その結果として料金をいただく。
完成後のお支払いは、依頼者への安心であると同時に、私自身が制作に責任を持つための約束でもあります。
依頼者の方に私を信じていただくだけではなく、私も依頼者の方を信じて制作を始める。
そのお互いの信頼の上に、ソングメーカーの音楽制作は成り立っています。
実際にどのような流れでご相談から制作、修正、納品まで進むのかは、
制作の流れページにまとめています。
オリジナルソング制作の流れを見る
1,200曲作って分かったこと
18年間で1,200曲以上の制作に携わってきました。
曲調もさまざまです。
- ポップス
- バラード
- フォーク
- 演歌
- ロック
- 企業のテーマソング
依頼者の年齢も職業も、本当にさまざまでした。
そんな多くの方と関わる中で、私の中に一つの確信があります。
良い曲になるかどうかは、音楽経験の有無では決まらないということです。
実際、これまでご依頼くださった方の多くは、音楽を専門的に学んできた方ではありませんでした。
楽器が弾けない方もいます。
作曲経験がない方もいます。
音楽理論を知らない方もいます。
それでも、心に残る曲はたくさん生まれてきました。
なぜだと思いますか。
それは、その方たちが音楽の知識を持っていたからではありません。
伝えたい言葉を持っていたからです。
- 家族への感謝
- 人生で出会った大切な人への思い
- 忘れたくない記憶
- 乗り越えてきた出来事
- 未来へ残したいメッセージ
そうした言葉は、音楽理論では作れません。
楽器の演奏技術でも代用できません。
その人が生きてきた時間の中からしか生まれないものです。
私は制作の仕事をしていますが、実は毎回感じていることがあります。
曲を作っているようでいて、本当に向き合っているのは人生なのだということです。
どんな人生を歩んできたのか。
何を大切にしてきたのか。
どんな思いを残したいのか。
そこに触れたとき、初めて曲の方向性が見えてくることがあります。
だから私は、依頼者の方の音楽経験をあまり気にしていません。
むしろ気になるのは、どんな言葉を持っているのかです。
どんな人生を歩んできたのかです。
18年間、1,200曲以上の制作を通して分かったのは、とてもシンプルなことでした。
音楽経験よりも言葉。
言葉よりも人生。
その順番こそが、依頼制作の本質なのだと思っています。
「形にしたい思い」を、そのままにしていませんか
この記事を読んで、
「自分にも残しておきたい言葉がある」
「いつか形にしたいと思っている気持ちがある」
と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
けれど多くの場合、その思いは忙しい毎日の中で後回しになり、
誰にも伝えないまま、言葉にならないまま過ぎていきます。
曲づくりは、音楽の知識がある人だけのものではありません。
大切なのは、
どんな思いを残したいのか。
誰に届けたいのか。
そこを整理することです。
まずは思いを整理してみる
下のフォームは、「メールアドレス」と「お名前」「一言」だけで送れます。
まだ具体的な歌詞やイメージがなくても大丈夫です。
- 人生の出来事を曲として残したい
- 大切な人へ伝えたい言葉がある
- 何かを形にしたいが、まだ整理できていない
思いを形にする第一歩フォーム
※営業は一切行いません。まずは、どんな思いを残したいのかを整理するところからご一緒します。
ソングメーカー代表
井村淳也が直接お話を伺います。
AI時代だからこそ、人が必要になる
今は、AIを使って曲を作ることもできる時代になりました。
メロディを生み出すこともできます。
伴奏を作ることもできます。
歌詞の案を出すこともできます。
以前であれば専門的な知識や技術が必要だったことも、今では短い時間で形にできるようになっています。
私は、それ自体を否定するつもりはありません。
新しい技術によって、音楽を作ることが身近になるのは、とても良いことだと思っています。
ただ、曲を作れることと、残したいものが分かることは、同じではありません。
AIは、言葉や音を組み合わせることができます。
しかし、
自分は何を大切にして生きてきたのか。
誰に、どんな言葉を届けたいのか。
人生の中から、何を一曲として残したいのか。
その答えは、本人の中にしかありません。
多くの場合、その答えは最初からきれいな言葉になっているわけではありません。
「うまく説明できないけれど、こんな気持ちです」
「この出来事を、何かの形で残しておきたいんです」
「家族には言えていないけれど、本当は伝えたいことがあります」
そのような、まだ整理されていない思いから制作が始まることもあります。
だからこそ私は、曲を作る前の対話が大切だと考えています。
言葉になっている部分だけではなく、なぜその曲を作りたいのか、その背景まで聞いていく。
話しているうちに依頼者自身が思いに気づくこともあります。
何気なく出た一言が、その曲の中心になることもあります。
AIが音楽を作れる時代になったからこそ、人が関わる意味は、技術だけではなくなっていくのだと思います。
大切なのは、誰かの人生に耳を傾けること。
まだ形になっていない思いを、一緒に見つけること。
そして、その人にとって本当に残したい形へと近づけていくことです。
曲を作る方法は、これからさらに増えていくでしょう。
しかし、「何を残したいか」を持っているのは、いつの時代も人です。
私はこれからも、その思いを聞くところから曲づくりを始めたいと考えています。
どのような考え方で一人ひとりの思いを受け取り、曲づくりに向き合っているのかは、
代表紹介ページでも詳しくお伝えしています。
代表紹介|井村淳也について見る
これからも変わらないこと
ここまで、私が大切にしている考え方についてお話してきました。
18年間、1,200曲以上の制作を続けてきましたが、今も変わらない思いがあります。
それは、曲を売りたいわけではないということです。
もちろん、私の仕事は音楽制作です。
曲を作り、その対価をいただいています。
しかし、本当に向き合っているのは曲そのものではありません。
その曲に込められる思いです。
誰かに伝えたかった言葉。
人生の中で大切にしてきた記憶。
感謝や願い、決意や祈り。
そうしたものを、形として残したいという気持ちです。
だから私は、依頼者の方が納得できるまで一緒に考えます。
言葉を整理し、方向性を探し、少しずつ形にしていきます。
完成したときに「この曲にして良かった」と思っていただきたいからです。
そして願わくば、その曲が何年後も残り続けてほしいと思っています。
- 家族の中で。
- 仲間との思い出の中で。
- 人生の節目を振り返る時間の中で。
ふと聴き返したときに、その時の気持ちがよみがえるような存在として。
音楽には、その力があると信じています。
だから私は、単に一曲を納品して終わる仕事をしたいわけではありません。
依頼者の大切な思いを形にすること。
そして、その人にとっての一生の宝物を一緒に作ること。
それが、2008年の創業から今まで変わらない、私の仕事の原点です。
これからも、一人ひとりの思いに耳を傾けながら、その人だけの一曲を一緒に作り続けていきたいと思っています。
ここまで読んで、
少しでも「自分にも残しておきたい言葉がある」と感じた方へ。
今すぐ曲にする必要はありません。
まずは、どんな思いを残したいのかを整理するだけでも十分です。
「こんな話でもいいのだろうか」
そんな段階からでも構いません。
まだ歌詞やメロディが決まっていない段階でも、正式な依頼前のご相談でも問題ありません。
よくあるご質問は、以下のページにまとめています。




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