
皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。
今日もブログをご覧くださりありがとうございます。
今回のテーマは、オリジナル曲を歌うことについて。
それも、「誰が」歌うのか。
そんな内容で私の考えをお伝えいたします。
「歌う」ということの難しさと、だからこその価値の高さ
私は音楽制作を仕事とし、10年以上が経過しますが、その間強く感じてきたことがあります。
出来上がった楽曲に「歌」を入れることは難しい場合がある
ということです。
難しい、と表現していますが、その意味は、多くの場合で
楽曲のイメージに合った歌を入れられるか
と言う点です。
ご依頼で楽曲制作を行う場合、まず作曲から始めます。
そして作詞を行い、歌いれは最後の工程となるのが一般的です。
歌が入る前の状態…メロディラインを楽器で演奏している状態と比べ、実際の人間の声で歌が入った状態では、同じ楽曲ではありますが、その印象は大きく異なります。
それまでは音でしかなかった部分を、人間が歌詞に乗せて歌うことになるため、そのメロディが一気に存在感をまし、生き生きとした楽曲に仕上がってくるのです。
大げさに言えば、生まれ変わったような印象です。
既存の楽曲で聞き比べる、歌(人間の声)の大切さ
よくスーパーマーケットなどで音楽が流れていますが、よくあるのは
「もともとプロの歌手が歌っている既存曲のメロディバージョン」
です。
著作権の使用上の問題などでそのようになっているのかもしれませんが、なんとなく、物足りないなと感じたことはないでしょうか?
あるアーティストが新曲を出す場合、私たちがまず聞くことになるのは、そのアーティストの歌入り音源です。
普段から歌の入った楽曲を聴きなれているため、このように歌の無いメロディで演奏した音源を聞くと、なんとなく物足りないような印象を抱くのだと思います。
オリジナル楽曲制作の場合は、その逆の流れ。
まず歌の無いメロディラインの音源から作っていき、最終的に歌を入れるということになります。
ただ、それだけ人間の声、歌というものは存在感のあるもの。
その楽曲のイメージにあった声であればいいのですが、必ずしもそうではないことがあります。
誰が歌うのがベストなの?
特にご依頼を頂いて作る場合、「誰が歌うか」というのは、非常に大きなポイントとなります。
自分以外の誰かが歌う、となると、どうしてもそのイメージの食い違いによる不満が出てくる可能性、というものが出てきます。
そういった面からも、「自分のオリジナル曲を自分で歌う」ということの意味、メリットは、とても大きいものではないかと考えています。
私はこれまで、音楽を長く作り続けてきました。
様々な人の作る音楽に触れ、私自身も作らせて頂き、多くの歌いれを行ってきて思うことがあります。
「歌がうまいかどうか」よりも、ずっと大切なことがある、そんな風に思うんです。
音程を正確に取れるか、技術的に優れた歌を歌えるか、よりも、本当にその曲を大切に感じて、思いを込めて歌えるか。
その思いこそが、聞く人の心に届くのではないか、そんな風に感じています。
プロデュースソングメーカーでは、自分自身のオリジナル曲を自分で歌うことを強くおすすめしています。
それはおそらく、多くの方にとって初めて経験する、まったく新しい喜びになることだと確信します。
私自身がそうでした。
音楽の楽しさに魅せられ、新しい音楽の世界を自分の手で作り上げていくことの素晴らしさ、その深い魅力を今までずっと追い求めてきたように思います。
是非、そんな素晴らしいオリジナル音楽の世界を、たくさんの人に知って頂きたいと考えています。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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