演歌・歌謡曲制作の方針

演歌・歌謡曲制作の方針

皆さんこんにちは!ソングメーカー代表、井村淳也です。
最近、多くのご依頼・お問い合わせを頂いております
演歌・歌謡曲制作。

様々なご依頼の形がありますが、今回はその中でも特に多く頂く
作詞:お客様
作曲:当方で行う

場合について、詳しくご説明いたします。

演歌・歌謡曲制作の実績や詳しい依頼内容についてはこちら

演歌・歌謡曲 商品説明・実績紹介
プロデュースソングメーカーにて制作させていただいた、演歌・歌謡曲の作品から、一部をご紹介いたします。作曲、編曲、作詞から、レコーディング、映像制作、CD・DVD制作まで、幅広く対応いたします。 演歌・歌謡曲制作への思い オリジナルの演歌・歌...

歌詞に曲をつける際の注意点

私はこれまで、ゼロから曲を作ることも多く経験してきた一方で、お客様が考えられた歌詞に曲をつける機会も多く頂いてきました。
その歌詞はどれも、お客様の思いが込められたものばかり。
他の人にはわからないこだわりや、一語、一語に秘められた感情、思い出、情景など、様々な要素が言葉となって表現されたものであるはずです。
できるかぎり、頂いた歌詞をそのまま、形を変えずに作曲できればベストだと考えています。

流れとしては、まずお客様にご依頼を頂いた際、お客様に歌詞をお伝え頂きます。
メール、ファックス、文書。お客様のご都合にあわせて、お好きな形でお伝え頂ければ大丈夫です。

そうして初めて、私の元に届けられる歌詞を拝見し、そこからイメージを膨らませていきます。

~のような曲にして欲しい。

というお客様のご要望があれば、もちろんそのご要望を最優先しながら。
「歌詞の世界観を大切に曲をつけていく」ことが、何よりも重要なことだととらえています。

イントロはサビと同じくらい重要なもの

演歌・歌謡曲というジャンルにとって、イントロはきわめて重要です。
歌いだしの前の気分を高め、さあ、歌が始まるぞ。という思いを聞き手に伝えるための、とても大切な箇所です。
ですからイントロは私の場合、サビと同じくらい重要なところだという認識のもと、思いを込めて作っていきます。

よくある形としては、サビのメロディを先に考えておき、そのメロディと似たものやややアレンジしたものを、目立つ楽器で演奏するというもの。
これは後からサビで出てくるメロディを、一旦聞き手に聞いてもらうことで、より心に届きやすくなる効果があります。
映画でいう「伏線を回収する」というものに近い、と言えるでしょうか。

オリジナル曲はすべて、世界でたったひとつだけのものです。
聞く人はいつも、生まれて初めて耳にするものということになります。
だからこそ、その始まり=イントロの重要さは、とても大きなものだと考えています。

あくまでもボーカルが主役。歌を引き立てるアレンジを

歌が始まってからは、何よりもメロディライン、歌を盛り上げるためのアレンジを心がけます。
どんな楽器を使うにしても、主役はいつも歌。
それはいうまでもないことです。

演奏する楽器の音質やボリュームが、歌を食ってしまうようなことがないように気をつけながら、バランスを考えてアレンジしていきます。

演歌・歌謡曲でよく使われる楽器のひとつに、アコースティックギターがありますが、その特徴的なある種、悲哀感の漂う音色は、弦楽器の発音原理も手伝い、存在感の大きいものです。
楽曲の雰囲気を高める、たいへん効果的な音色なのですが、その分、歌との兼ね合いも考えなくてはいけません。
あくまでも、主役は歌。
そこを常に意識しながら楽器構成、音量調整を考えるようにしています。

サビに向けて物語を奏でるように盛り上がるメロディライン

そしてなんといっても、一番重要なメロディライン。
イントロの後、控えめに入り、サビに向けて自然に、時に大胆に展開し、盛り上げていく。
その流れは短い物語を感じさせるようなものかもしれません。
私自身、Aメロからサビに向けて、音域があがっていくことで自然に盛り上がるようなメロディラインの流れを意識しています。それは、ジャンルは違えど私の音楽制作の基本的な方針でもあります。

ただし、例外的にいわゆる「サビ出し」の場合はその限りではありません。
サビ出しは、歌いだしがいきなりサビから入りますから、また構成が大きく違うものとなります。

もちろん、お客様の歌詞が最初からサビ出しを考慮してかかれたものだれば、その前提で私の作曲するように致します。

音域は広すぎず、狭すぎず。楽曲とのイメージも大切に

先ほどのメロディラインの流れとも関係するのが、音域です。
低めに入ってサビへ向けて高くなっていく、というのがひとつの基本的な考え方ですが、その「あがり方」にも気を配ります。

あまりにもその差が激しすぎると、一般的な歌い手の音域を超えてしまい、どこかで不自然な、苦しげな、そんな歌になってしまう恐れがあります。

例えば、「ド」から初めて1オクターブ上の「ソ」まであがるとします。
その差が1オクターブ半ということになりますから、これは一般的にはかなり広めの音域となります。
もし歌い手の出せる、最も高い声が「ソ」であったとすると、歌いだしの「ド」近辺は低すぎて出しにくいことが多くなります。

結果として、この場合であれば「歌いだしはただでさえ低めなのに音域を外れた低さで、さらに歌いにくく、聞き取りにくい」ということになってしまいます。

高いほうに外れていても同じことで、折角のサビなのに高すぎて苦しそう、という印象を聞き手に与えてしまえば、メロディラインを感じ取るよりも歌い方が気になってしまうでしょう。

これは私自身、自分でシンガーソングライターとして長く「作って歌う」ことを繰り返してきたからこそわかることでもあります。
実体験に基づいたこの点についての詳しい話は、別の機会に改めてさせていただきます。

まとめ

いかがでしょうか?私はこのような考えのもと、演歌・歌謡曲制作を心がけています。
歌詞に込められた思いを大切に、お客様にご満足いただける世界観を作り上げられるよう、努めております。

なお、もちろん歌詞がない楽曲制作も大歓迎です。
どんな形であれ、お客様のオリジナル音楽に対する思いを大切に、制作を進めてまいりますのでご安心ください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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