
ソングメーカーは、2008年にスタートしたオーダーメイド音楽制作サービスです。
これまで全国のお客様からご依頼をいただき、1,000名以上の方々と向き合いながら、1,300曲以上のオーダーメイド楽曲を制作してきました。
現在は、よさこいチームのための音楽、自分自身の音楽、企業・組織のための音楽、大切な人へ贈る音楽、そして一人の人生を残す音楽まで、目的に応じた5つの専門サービスを展開しています。
一見すると、それぞれまったく違う音楽を作っているように見えるかもしれません。
しかし、私たちがしていることの根っこは、2008年の創業当時から変わっていません。それは、誰かの中にある想いを聞き、その人にしかない音楽へ変えていくことです。
チームでも、個人でも、企業でも、大切な人でも、一人の人生でも。誰のための音楽なのかによって形は変わっても、ソングメーカーの音楽づくりは、いつも「人の想い」から始まります。このページでは、なぜ異なる5つのサービスがすべて「ソングメーカー」なのか、その根底にある考え方についてお伝えします。
この記事を読むことで得られること
- ソングメーカーの5つの専門サービスが、なぜ同じ「ソングメーカー」としてつながっているのかが整理できます
- オーダーメイド音楽制作で大切にしている「想いから音楽を作る」という考え方がわかります
- 自分やチーム、企業、大切な人の想いを音楽にする際に、どのサービスが合っているかを考えるヒントが得られます
まず結論:ソングメーカーの5つのサービスは形こそ違いますが、根っこにあるのは、依頼してくださる方の想いを聞き、その人にしかない音楽へ変えていくという一つの考え方です。
ソングメーカーの仕事は、「曲を作ること」だけではありません
ソングメーカーの仕事を一言で説明するなら、「オーダーメイドの音楽を作る仕事」です。
作詞をし、メロディを作り、編曲をし、必要に応じて歌を録音する。
完成したものだけを見れば、確かに私たちが作っているのは「曲」です。
けれど、実際の音楽づくりは、いきなり作曲から始まるわけではありません。
これまで多くのお客様とお話ししてきましたが、最初から完成形をはっきりと思い描き、それを音楽の言葉で説明できる方ばかりではありません。
むしろ、以下のようなところから始まることの方が自然です。
- 「こんな雰囲気の曲にしたい」
- 「この気持ちを伝えたい」
- 「こういう場面を音楽にしたい」
- 「うまく説明できないけれど、こんな感じにしたい」
音楽を専門にしていなければ、頭の中にあるイメージを、テンポやコード、楽器編成といった音楽用語で説明できなくて当然だと思っています。
だからソングメーカーでは、最初から「どんな曲を作りますか」と完成形を求めるのではなく、まずその方が何を大切にしているのか、何を伝えたいのかを聞くところから始めます。
話を重ねていくうちに、最初は曖昧だった希望が少しずつ見えてくることがあります。
本人もまだ言葉にできていなかった気持ちや、「そう、それを表現したかった」と気づくものが見つかることもあります。
そうして一緒に整理した想いを、必要に応じて歌詞にし、メロディにし、編曲し、歌や音として形にしていきます。
ソングメーカーの仕事は、音楽を作る前に、想いを見つけるところから始まります。
「何を作るか」より、「誰のどんな想いを音楽にするか」
音楽制作サービスは、一般的には「何を作るか」で分けられることが多いと思います。
たとえば、作詞・作曲・編曲・レコーディングといったように、制作工程や技術の違いで整理する方法です。
もちろんソングメーカーでもこれらの制作を行います。けれど、私たちの仕事をそれだけで説明しようとすると、少し足りないように感じています。
なぜなら、同じ「オリジナル曲を作る」という依頼でも、そこに込められている意味は一人ひとりまったく違うからです。
大切なのは、何を作るかだけではなく、誰のための音楽なのか、その人が何を伝えたいのか、何を残したいのかということです。
ある人にとっては仲間と積み重ねてきたチームの物語かもしれませんし、自分で書いた言葉やずっと頭の中にあったメロディかもしれません。
企業であれば社員やお客様、地域に伝えていきたい理念や想いがあり、大切な人へ普段はなかなか言葉にできない感謝を伝えたいこともあります。
また、自分が歩いてきた人生そのものを一つの作品として残したいという想いもあります。
同じ音楽制作であっても、誰のために何を込めて作るのかによって、必要な向き合い方も音楽の形も変わります。
だからソングメーカーでは、作詞・作曲・編曲といった制作工程だけではなく、「誰の、どんな想いを音楽にするのか」を大切にしてきました。
現在、ソングメーカーが5つの専門サービスに分かれているのも、その違いをより丁寧に扱うためです。
作る音楽の種類が違うからではありません。音楽を必要としている人と、その人が託す想いが違うからです。
2008年から変わらなかった、ひとつの考え方
ソングメーカーとして音楽制作を始めたのは、2008年のことです。
当時は、現在のように「よさこい」「プロデュース」「社歌・事業PR」「ギフト」「ユアライフ」と、サービスが明確に分かれていたわけではありません。さまざまな目的を持つお客様からご相談をいただき、その一つひとつに向き合いながら、少しずつ現在の形へと変わってきました。
けれど、その中でほとんど変わらなかった考え方があります。
それは、音楽には、作り手だけの正解があるわけではないということです。
私自身にも好きな音楽がありますし、作曲家として「こちらの方が格好いい」「こうした方が音楽としてまとまる」と感じることもあります。
しかし、オーダーメイドで作る音楽の主役は制作者ではありません。
大切なのは、完成した曲を聴いたお客様自身が、「これが自分たちの曲だ」「これが自分のための音楽だ」と思えることだと考えてきました。
だからソングメーカーでは、お客様の希望を聞き、それをもとに制作し、途中段階でも音楽を確認していただきながら進めてきました。
もしイメージと違うところがあれば、その理由を聞き、必要な修正を行う。
最初から作り手が一つの完成形を決め、それにお客様を合わせてもらうのではなく、やり取りを重ねながら、その方にとっての答えへ近づいていくという作り方です。
2026年上半期までに、ソングメーカーで制作してきたオーダーメイド楽曲は1,300曲を超えました。
これだけ多くの音楽を作ってきても、「この音楽なら誰にでも喜んでもらえる」という一つの答えにたどり着いたわけではありません。
むしろ、たくさんのお客様と出会うほど、人によって好きな音楽も、大切にしたいことも、心が動く瞬間も違うということを教えていただきました。
だからこそ、2008年に始めた頃から持っていたこの考え方は、1,300曲以上を制作した今、以前よりも強くなっています。
作り手の正解を押しつけるのではなく、その人にとっての音楽を一緒に探していく。
言葉を選ばずに言えば、それはサービスの形が変わっても、ソングメーカーがこれからも大切にしていきたい音楽づくりの根っこです。
人によって、「音楽にしたい想い」はまったく違う
ソングメーカーとして18年間、さまざまなお客様の音楽を作ってきました。
その中で改めて感じるのは、「音楽を作りたい理由」は、人によって本当に違うということです。
たとえば、祭りの舞台で仲間と一緒に踊るための音楽には、チームが大切にしている物語やテーマ、地域への想い、観客に届けたい景色があります。
自分で書いた歌詞を作品として完成させたい方、頭の中にあるメロディを形にしたい方、自分の歌声を作品として残したい方もいます。企業からのご依頼であれば、会社の理念や歴史を社員へ伝えたい、働く人たちに誇りを持ってほしい、自社らしさや想いを社外へ届けたいといった目的があります。
大切な人へ感謝や愛情を歌にして贈りたい方もいれば、自分が歩んできた人生を振り返り、出来事や家族への想いを含めて一つの作品として残したい人もいます。
どれも「オリジナル曲を作る」という意味では同じです。
しかし、その音楽が必要とされる理由も、込められている想いも、完成した曲が果たす役割もまったく違います。
祭りで何百人もの観客へ届ける曲と、一人の大切な人へそっと贈る曲では、同じ作り方でよいはずがありません。
企業の理念を音楽にする場合と、自分自身の人生を一曲にする場合でも、必要なヒアリングや考えるべきことは変わります。
ソングメーカーも最初から5つの形に分かれていたわけではありませんが、さまざまな目的の音楽を作っていく中で、一つの画一的な音楽制作サービスとして扱うより、それぞれの想いに合わせた専門性を持つ方がよいと考えるようになりました。
そうして少しずつ専門領域が分かれ、現在の5つのソングメーカーへとつながっています。
形は違っても、その出発点にあるのはいつも同じです。その人は、なぜ音楽を必要としているのか。
その音楽で、誰に何を伝え、何を残したいのか。そこを知ることから、それぞれの音楽づくりが始まります。
ひとつの仕事から、5つのソングメーカーへ
「誰のどんな想いを音楽にするのか」。
その違いから、現在の5つのソングメーカーが生まれました。
もともとは、さまざまな目的のオーダーメイド音楽制作を一つの「ソングメーカー」としてお受けしていましたが、18年間にわたって多くのご依頼と向き合う中で、同じ音楽制作でも必要な知識や進め方、大切にすべきことは大きく異なると感じ、現在は5つの専門サービスに分けています。
よさこいソングメーカー|チームの物語を音楽にする
よさこいソングメーカーは、よさこい祭りや演舞のためのオリジナル楽曲を制作する専門サービスです。単に「和風の曲を作る」「踊れる曲を作る」というだけではなく、演舞の構成や場面転換、振付との関係、地域性、チームがその年に伝えたいテーマや物語まで考えながら、一つの演舞のための音楽を作っていきます。チームごとに違う色や背景を、音楽として形にしていくことを大切にしています。
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プロデュースソングメーカー|自分の音楽を作品にする
プロデュースソングメーカーは、自分自身の音楽を形にしたい方のためのサービスです。自分で書いた歌詞を一曲にしたい、頭の中にあるメロディを本格的な音源にしたい、自分の歌声を録音して作品として残したいなど、一人ひとりの音楽への想いをもとに、作曲、編曲、レコーディングなどを通して一つの作品へ仕上げていきます。
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社歌・事業PRソングメーカー|企業・組織の想いを音楽にする
社歌・事業PRソングメーカーは、企業や組織が大切にしている想いを音楽として届けるためのサービスです。企業理念を社員へ伝えたい、組織として同じ方向を向くきっかけを作りたい、採用活動の中で自社らしさを伝えたい、顧客や地域へ会社の存在や想いを届けたいなど、音楽そのものを作るだけでなく、その会社が何を大切にし、誰に何を伝えたいのかを整理しながら制作していきます。
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ギフトソングメーカー|大切な人への想いを音楽にして贈る
ギフトソングメーカーは、大切な人への想いを、世界に一つだけの歌として贈るためのサービスです。感謝、愛おしさ、祝福など、普段は照れくさくてなかなか言葉にできない気持ちを丁寧に聞き取り、その人だからこそ贈れる一曲にしていきます。
ギフトソングメーカーを見る(サイト準備中) →
ユアライフソングメーカー|一人の人生を音楽として残す
ユアライフソングメーカーは、一人の人生そのものを一つの音楽作品として残すためのプレミアムサービスです。歩んできた道、忘れられない出来事、大切な人との出会い、家族への想い、大切にしてきた価値観などを丁寧にヒアリングし、歌詞や楽曲へと形にしていきます。ご希望に応じて、歌唱、レコーディング、CD、映像なども組み合わせながら、人生を一つの作品として残していきます。
ユアライフソングメーカーを見る(サイト準備中) →
5つのサービスは対象も、価格も、制作内容も異なります。
けれど、どのサービスも私たちの仕事の始まりは同じです。人の中にある想いを聞き、その想いを、その人にしかない音楽へ変えていくこと。
誰のための音楽であっても、ソングメーカーが大切にしている根っこはそこにあります。
5つに分かれているのは、専門性を薄めないため
すべてをまとめて「オリジナル曲制作サービス」と表現すれば、仕組みとしてはもっとシンプルに見えるかもしれません。
けれど、ソングメーカーであえて現在のように5つの専門サービスへ分けている理由は、それぞれの音楽づくりに必要な専門性を、薄めたくないからです。
たとえば、よさこいチームのための楽曲であれば、演舞時間や構成、振付との関係、地域性、見せ場、会場でどう聞こえるかといった視点が必要になります。
一方で、企業や組織のための音楽では、理念や歴史、社員への浸透、採用、顧客や地域への発信など、考えるべきことが大きく変わります。
さらに、一人の人生を音楽として残す場合には、その方が歩んできた時間を丁寧に聞き取り、出来事や人間関係、価値観まで含めて、どこを一曲の中に残すのかを考える必要があります。
どれも「音楽を作る」という点では同じですが、必要な知識も、ヒアリングの内容も、制作の進め方も、完成した音楽に求められる役割も同じではありません。
だからこそ、それぞれを一つの大きなサービスの中にまとめるのではなく、専門サイトとして分けています。
各専門サイトでは、その用途で音楽を作りたい方に必要な情報を、できるだけ深く、具体的にお伝えしています。
- よさこい:よさこいの音楽づくりについて
- 個人の作品制作:その人自身の言葉やメロディ、歌声について
- 企業:組織や理念、発信について
- ギフト:大切な人へ想いを届けることについて
- ユアライフ:一人の人生をどう作品として残すのかについて
それぞれの専門サイトが「何を、どのように作るのか」を深く伝える場所なら、このコーポレートサイトは、そのさらに根っこにある思想・歴史・制作者を伝える場所です。
なぜソングメーカーはこの仕事を続けてきたのか、18年間何を大切にしてきたのか、誰が音楽を作っているのか、そしてなぜ異なる5つのサービスに共通する考え方があるのかをお伝えしています。
サービスを分けているのは、別々のブランドにしたいからではなく、一つひとつの想いに、より深く向き合うためです。
作り手ではなく、依頼してくださる方が主役
音楽を作る人間である以上、私自身にも当然、好きな音楽があります。
「この展開の方が格好いい」
「この音色の方が自分は好きだ」
「こうまとめた方が作品として美しい」
と制作のなかで感じる場面はしばしばあります。
けれど、オーダーメイドの音楽では、制作者の好みをそのまま正解にしてはいけないと考えています。
大切なのは、「自分ならどう作るか」ではなく、この方は、どんな音楽を望んでいるのかということです。
そのために、まず好み(どんな曲が好きか、どんな雰囲気にしたいか、どんな場面で使いたいか、誰にどんな気持ちを届けたいか)を聞きます。
そして、制作途中の音楽も確認していただきます。
もし「少し違う」と感じるところがあれば、テンポなのか、メロディなのか、楽器なのか、全体の空気感なのかといった理由を聞き、必要に応じて修正してまた聴いていただく。
そうしたやり取りを重ねながら、最初から制作者が決めていた完成形へ導くのではなく、お客様と一緒に、その方にとっての完成形へ近づいていくことを大切にしています。
これは制作の主導権をすべてお客様へ渡すという意味ではありません。
音楽家としての経験や技術を使いながら、どうすればその希望をより良い形で音楽にできるのかを考え、提案することも私の役割です。
ただ、その経験や技術は制作者自身を目立たせるために使うものではなく、依頼してくださる方の想いを、よりその方らしい音楽として形にするために使うものだと考えています。
ソングメーカーにとって、曲の主人公は制作者ではありません。その音楽を必要としている人です。
こうした考え方については、私たちが大切にしていることでも、さらに詳しくお伝えしています。
音楽家として作る。でも、音楽家の自己表現だけにはしない
私自身も、これまで長い間、自分のためのオリジナル曲を作り続けてきました。
自分が感じたこと、好きな音、表現したい景色などを自由に形にする音楽では、当然ながら自分自身が主役であり、感性や価値観をそのまま音楽にしていくことができます。
けれど、オーダーメイドでご依頼いただく音楽では主役が変わります。
私が作りたい音楽を作るのではなく、依頼してくださった方が必要としている音楽を作ることが仕事になります。
もちろん、だからといって音楽家としての個性や経験をなくすわけではありません。
これまで自分自身の作品を作り、さまざまなジャンルの音楽に触れ、多くの楽器やアレンジ、メロディ、音色を試してきた経験は、オーダーメイド制作でも大きな力になります。
ただし、その音楽性や引き出しは、自分を表現するためではなく、依頼者の想いを表現するために使います。
- ロックが必要ならロックの引き出しを使う
- やさしいバラードが必要なら、そのための音を選ぶ
- 和の要素が必要なら和楽器や旋律を考える
- 壮大さが必要なら、その想いが届く構成や音色を探す
大切なのは、「自分らしい曲にすること」ではなく、その方のための音楽に、自分がこれまで培ってきたものをどう役立てるかだと考えています。
自分の作品を作る音楽家であることと、人のための音楽を作る職業音楽家であること。
この二つは私の中では別のものですが、自分自身のために多くの音楽を作ってきた時間があるからこそ、依頼制作の中でも、より多くの選択肢を持ってお客様の想いに向き合えるようになったのだと思っています。
私自身がこれまで作ってきたオリジナル作品については、私が作ってきた音楽でご紹介しています。
18年間で、音楽以外の視点も増えました
ソングメーカーを始めてからの18年間、私は音楽を作る仕事だけをしてきたわけではありません。
一つの事業を続けていくために、お客様とのやり取りを重ね、サービスの内容を考え、Webサイトを作り、情報を発信し、集客や価格、事業の運営についても自分自身で考えてきました。
音楽家として曲を作る一方で、一人の事業者としてソングメーカーそのものを育ててきた18年間でもあります。
全国のお客様からWebを通じてご依頼をいただくためには、良い音楽を作るだけでは足りません。
どのようにサービスの価値を伝えるのか、初めての方がどこに不安を感じるのか、どうすれば安心して相談していただけるのか、お客様との関係をどのような仕組みで支えていくのかといったことを考え、試し、改善しながらソングメーカーを続けてきました。
そして現在は、音楽事業の運営と並行して、中小企業診断士として企業の経営支援にも携わっています。
そのため今の私には、音楽を作る「音楽家」としての視点、一つの事業を18年間運営してきた「事業家」としての視点、そして企業や組織の課題を考える「中小企業診断士」としての視点があります。
ただし、ソングメーカーの中心にあるものが変わったわけではありません。
ここは今も、人の想いから音楽を作るための場所です。
経営の知識を持ったからといって、すべての音楽制作を経営の視点で考えるわけではありません。
一人の方が自分の歌詞を作品にしたいときにはその方の想いに、大切な人へ歌を贈りたいときにはその気持ちに、よさこいチームの曲であればその演舞や物語に向き合います。
そのうえで、企業や組織のための音楽を作る場面では、18年間の事業経験や中小企業診断士としての視点がより深く活きることがあります。
企業理念をどう捉えるのか、社員にどう届くのか、採用や顧客、地域との関係の中でその音楽がどんな役割を持つのか。
音楽だけを見ていた頃には持っていなかった視点が増えたことで、向き合えるテーマの幅も広がりました。
音楽家であることを中心に、事業家としての18年間と、中小企業診断士としての視点が加わった。
それが、現在の私の立ち位置です。
これまでどのように音楽と向き合い、事業を続け、現在の3つの視点へとつながってきたのかについては、井村淳也についてで詳しくご紹介しています。
技術が変わっても、残したいもの
ソングメーカーを始めた2008年と現在の2026年では、音楽制作を取り巻く環境は大きく変わりました。
制作に使うソフトウェアや音源、録音環境、インターネットを通じたやり取りの方法も、当時とは比べものにならないほど進化しています。
そして現在は、AIを含めた新しい技術によって、これまで以上に多くの人が音楽を作れる時代になりつつあります。
私はこの変化そのものを否定的には考えておらず、これまで音楽制作とは縁がなかった人まで自分のアイデアを形にできるようになるのは、とても大きな変化だと思っています。
一方で、技術が進歩すればするほど、「音楽を作れること」そのものの希少性は、これから少しずつ下がっていくのかもしれません。
だからこそ、ソングメーカーとして何を残していきたいのかを、以前より考えるようになりました。私が残したいのは、単に人の代わりに曲を作ることではありません。
その人の話を聞くこと。まだうまく言葉になっていない想いを、一緒に探すこと。作ってみて「少し違う」と感じたら理由を考えること。
迷ったり、戻ったり、もう一度試したりしながら、少しずつその人にとっての答えへ近づいていくこと。
そして最後に、ただ完成した一曲ではなく、「これは自分たちの音楽だ」「これは自分のために作られた音楽だ」と思ってもらえるものを残すことです。
音楽を作る方法はこれからも変わっていくと思いますし、使う道具も、制作のスピードも、できることも変わっていくでしょう。
それでも、人の話を聞き、その人と一緒に考え、その人にとって意味のある音楽へしていくことは、これからも大切にしたいと思っています。
技術が進歩するほど、「何を使って作ったのか」だけではなく、誰と、どのように作ったのかにも意味が生まれていくのではないでしょうか。
ソングメーカーがこれからも残していきたいのは、そうした人と人との間にある音楽づくりです。
この考えについては、人が人のために音楽をつくる意味で、さらに詳しくお伝えしています。
まとめ|違う5つのサービスをつないでいるもの
ここまでお伝えしてきたように、ソングメーカーの仕事は単に「曲を作ること」だけではありません。
音楽を作り始める前にその方の話を聞き、何を伝えたいのか、何を残したいのか、誰のためにその音楽を必要としているのかといった想いを一緒に見つけ、整理し、その人にしかない音楽へ変えていく。それが、ソングメーカーが2008年から続けてきた仕事です。
18年間、多くのお客様と向き合う中で、音楽にしたい想いは一人ひとりまったく違うことを教えていただきました。
- 祭りで仲間と共有したいチームの物語
- 自分自身の言葉やメロディ
- 企業や組織が大切にしている理念
- 大切な人へ伝えたい感謝や愛情
- そして、自分が歩んできた人生そのもの
必要とされる音楽が違えば、必要な知識も、ヒアリングも、制作の進め方も変わるため、現在はそれぞれの専門性を深めるために5つのソングメーカーへ分かれています。
けれど、サービスを分けたからといって根っこまで別々になったわけではありません。
よさこいでも、個人の作品制作でも、社歌でも、ギフトでも、人生を残す音楽でも、主役はいつも依頼してくださる方です。
制作者の好みや正解を押しつけるのではなく、その方が何を望んでいるのかを聞き、一緒に考えながらその方にとって意味のある音楽へ近づけていく。
制作する音楽の形が変わっても、この考え方は変わりません。
そして、音楽を作る技術や環境がこれからさらに変わっていったとしても、ソングメーカーはこの部分を大切にしていきたいと考えています。
チームでも、企業でも、大切な人でも、自分自身でも。音楽にしたい想いがあるところから、ソングメーカーの仕事は始まります。
その想いに合った音楽づくりについて、5つの専門サービスからご覧いただけます。
5つのソングメーカーを見る
